滋養強壮、精力増強のイメージの強いマカ。
「マカは男性のためのもの!」と思い込んでいませんか?
実はマカには、女性ホルモンを助ける効果もあり、妊活中の女性に嬉しい効果が期待できるんです!
美容健康効果も期待できるので、妊娠を望むカップルだけでなく、健康維持のために、普段からも積極的に摂取したい食品です。
しかし、やはり気になるのは副作用や摂取量についてですよね。美容や健康のためにせっかく摂取したのに、過剰摂取や副作用によって、体調を崩しては意味がありません。安心して摂取するためには何を気をつければいいのでしょうか。
そこで今回は、『女性ホルモンや妊活など、マカの女性に嬉しい効果と男性への効果』、『マカの副作用と摂取量』について中心にご紹介します。
マカのことについてまだ詳しくご存知ない方もいらっしゃるかと思いますので、是非、参考にしてみてくださいね。その魅力から男性というイメージが書き替えられること間違いなしです!
目次
マカとは?
マカとは南米ペルーアンデス山脈の標高4000mに位置する、フニン県のボンボン高原で栽培されているアブラナ科の植物です。
フニン県は1日の寒暖差が大きく、強い紫外線と風、低酸素の厳しい土地です。その土地でしか育たないと言われるマカは、生命力の強い希少な野菜で、3000年前から食べられており別名「アンデスの女王」とも呼ばれているスーパーフードです。
ボンボン高原はミネラル分の豊富な土地ですが、マカが土地の栄養分を全て吸い取ってしまうため、マカを育てた後の数年間は何も育たなくなると言われるほどです。
インカ帝国時代から食べられてきたマカですが、その頃から貴重な野菜で、現在ではペルー政府により重要な資源として、国外持ち出しは法律で禁止されており、粉末などの加工された状態でのみ輸出を許されています。
ただ、日本国内でも法律で輸出禁止になる以前に分けられた種を元に、栽培を行っている地域もあります。
日本産のマカは栽培方法の確立・品種改良・土壌改良により安全で高品質なマカを生産することに成功しており、ペルー産のマカと比べても栄養素の数値が高いのが特長です。
マカの女性に嬉しい効果!女性ホルモンや妊活に!男性への効果は?
男性向けのサプリメントというイメージが強いマカですが、原産国のペルーでは男女や年齢に関係なく利用されています。
特に女性に対しては、自律神経やホルモンのバランスを正常に保つ働きをすることから、以下のような効能が期待できます。
・妊娠中の身体作りや不妊症の改善
・更年期障害の緩和
・アンチエイジング効果
この他にも、頭痛や疲れを緩和する効果があります。
それぞれの効能について、詳しくみていきましょう。
【妊娠中の身体作りや不妊症の改善】
マカには、現代人が不足しがちなミネラル類やアミノ酸がバランスよく含まれています。
これらの成分は「植物エストロゲン」とも呼ばれ、女性ホルモンと似た働きをします。
ホルモンバランスを整え、生理不順や排卵障害を改善するなど不妊症改善に効果があるといわれています。
また、マカには特徴的な成分としてアルギニンが含まれています。
アルギニンは必須アミノ酸ではありませんが、体内で十分な量をつくることができず、食事から摂取する必要があるため「準必須アミノ酸」と呼ばれています。
男性への効果
アルギニンや亜鉛、セレンなどは、男性の滋養強壮・精力増強にも効果がある他、血行促進やホルモンバランスの調整、免疫力をアップさせる作用があります。
精子の運動率を高めて、精子を増やすのを助けるなど、男性の不妊にも効果が期待されています。
【更年期障害の緩和】
更年期障害は、女性ホルモンである「エストロゲン」の分泌量の減少が原因です。
イライラや手足の冷え、動悸、めまい、ほてりなど人によってさまざまな症状を引き起こします。
マカにバランスよく含まれるミネラル類やアミノ酸等、「植物エストロゲン」により、ホルモンバランスの改善が期待でき、更年期障害の緩和効果につながります。
【アンチエイジング効果】
マカに含まれるアルギニンは「若返りホルモン」とも呼ばれているアンチエイジングに効果的な栄養素です。
成長ホルモンの分泌を促進し、新陳代謝を活性化させて肌のターンオーバーを正常化することで、肌を若々しく保ちます。
また、アルギニンには保湿作用もあることから、肌のバリア機能をアップさせ、肌に潤いを与えます。
マカにはポリフェノールの一種のアントシアニンも含まれています。アントシアニンは高い抗酸化作用を持っており、活性酸素によって細胞が老化するのを防ぎ、シミやたるみの原因を取り除きます。抗酸化作用による血流改善もアンチエイジングに効果が期待できます。
この他にも、高血圧やガンの予防、集中力や活力の回復、ストレスの軽減などの効果があるといわれています。
マカの副作用は?
生理が近くなると便秘になるという方も多いと思いますが、女性ホルモンであるプロゲステロン(黄体ホルモン)が妊娠維持のために腸の動きを抑制する働きがあるためです。
マカには、黄体ホルモンの働きを抑制する作用があり、これによって便が水っぽくなり、下痢を引き起こすことがあります。
また、女性ホルモンのバランスが正常化する過程で、生理の血が少量になったり、不正出血が起こることがあります。
これらの症状はホルモンバランスが整うと自然になくなりますが、症状がいつまでも続く場合は、他の病気が原因となっていることもあるため、医師に相談するようにしましょう。
アレルギーについても注意が必要です。マカはアブラナ科の植物になりますので、アブラナ科にアレルギーがある方は、アレルギー症状が出る場合がありますので、摂取を控えるようにしましょう。
マカはいつ飲む?摂取量は?
栄養豊富で元気の源と言われ、NASAの宇宙食の原材料としても採用されているマカ。
より健康維持に役立てるために、サプリメントや粉末になったマカパウダーの効果的な飲み方や摂取量などをご紹介します。
マカはいつ、どれくらい摂るのが効果的?
1日に何gまでと決められた摂取量はありませんが、摂取量の目安としては、1日に2〜5g程度が適量と言われています。体調や体質に合わせて調整するようにしましょう。
空腹な状態での摂取は栄養分が効果的に吸収される反面、胃を痛める恐れがありますので、なるべく食後に飲むようにしてください。
特におすすめの時間帯は、成長ホルモンの分泌が活発になる睡眠前です。マカの効果と合わさって、より脂肪燃焼効果が期待できます。
ただし、より高い効果を求めて急激に摂取量を増やすと、頭痛や吐き気など体調を崩すこともありますので、サプリメントは各メーカーが定めている摂取量を守って飲むようにしましょう。
無理なく毎日続けられるマカの食べ方
マカの栄養成分は加熱調理をしても影響されませんので、マカパウダーをスープなどのレシピに加えて食べたり、ホットコーヒーやココアに少量入れて飲むなどするのがおすすめです。
また、マカパウダーはきな粉のような風味で、独特なクセや強い香りはありませんので、料理の味付けの邪魔になることはありません。もちろん水だけで飲んでも構いませんよ。
どうしても気になる方でも味の強い料理に混ぜると全く分からなくなりますので、カレーや煮込み料理、スムージーなどに入れると気にせずに召し上がれます。
妊活中の方のマカの摂り方
妊活を目的にマカを摂取するのなら、ある一定期間続けることで効果が期待されますので、避妊をやめる約3ヶ月~4ヶ月前から摂取することをおすすめします。いつから効果が出始めるのかは、個人差によって違いますので、焦らずに続けて摂取するのが大切です。
妊娠期間中の摂取については、控えるべきと言う声と、栄養補給に良いと言う声の両方がありますので、妊娠期間中の摂取については、医師と相談しながら摂取するようにしましょう。
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