パンケーキやスイーツをさっぱりと食べられるように添えられているクランベリー。
実は栄養が豊富で、女性に嬉しい美容効果や目にも良いなど様々な効能があるのをご存知でしょうか?
酸味や苦味が強いのでそのままでは食べることは少ないですが、ドライフルーツやジュース、サプリメントなどでよく売られています。
そこで今回は『クランベリーに含まれる栄養素や女性に嬉しい美容効果と目に良いなどのさまざまな効能』、『ドライフルーツ、ジュースや様々なクランベリーの食べ方』、『摂取量の目安』などをご紹介します!
クランベリーとは?
クランベリーはツツジ科スノキ属ツルコケモモ亜属の常緑低木になる実で、和名は「つるこけもも」と言います。
ヨーロッパや北アメリカを中心に自生している丸や楕円形の赤い実を付けるフルーツで、北アメリカやカナダ、北欧などでは身近なフルーツとして親しまれています。アメリカでは、ブルーベリー、コンコードグレープと並ぶ三大フルーツのひとつです。
女性にオススメのフルーツ
小さな赤い実がかわいいクランべリーですが、かわいいだけでなく、女性に嬉しい美容や健康に効果があるフルーツと言われています。そんなクランベリーの美容健康効果を早速見ていきましょう。
【美肌効果】
クランベリーにはポリフェノールが豊富に含まれています。ポリフェノールの中でも特にプロアントシアニジンが豊富でクランベリー100gあたり418mgも含まれています。
ポリフェノールは抗酸化作用が強く、発生しすぎた活性酸素を除去することによって、細胞がサビるのを防いで体を若々しく保ちます。
また、美肌を作るのに欠かせない栄養素であるビタミンCも豊富です。ビタミンCはシミやそばかすを防ぎ、美白効果のある成分です。
同じく、クランベリーに含まれているアルブチンもシミやそばかすの原因であるメラニン色素の生成を防ぎ、肌を白く保ちます。
【むくみ解消】
プロアントシアニジンは腎臓機能を活性化する働きがあり、体に溜まった余分な水分を排出する効果があります。また、抗酸化作用によって血行が良くなり、むくみの改善が期待できます。
【生活習慣病予防】
プロアントシアニジンの抗酸化作用によって、血管内の悪玉コレステロールの酸化を防ぎ、コレステロール値を正常化します。血管の詰まりも改善され、高血圧や、ほかの生活習慣病の予防に効果があるといわれています。
【疲れ目の改善や視力改善】
アントシアニンはプルーンにも含まれる目に良い栄養素で、クランベリーにも豊富に含まれています。名前を聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
目から入った情報は、網膜内にあるロドプシンという物質によって脳に伝達されます。アントシアニンはロドプシンの合成を助ける働きがあるため、視力改善や疲れ目に効くといわれているのです。
プルーンの気になる効果や糖質、カロリーについては以下の記事に書いていますので、是非こちらもあわせてチェックしてみてくださいね。
【膀胱炎の予防】
頻尿、排尿痛、残尿感などの症状があらわれる膀胱炎は、細菌が膀胱に入ることによって引き起こります。
膀胱全体が激しい炎症を起こす事で血尿が出ることもある膀胱炎は男性よりも女性に多い病気ですが、クランベリーは「特効薬」とも言われるほどに効果が期待されています。
プロアントシアニジンは抗酸化作用のほかにも、抗炎症作用や細菌の付着を防止する効果があることがわかっています。腎臓の働きを活発にし、排尿を促すことによって細菌を洗い流してくれるのです。
また、クランベリーに含まれるキナ酸は尿を弱酸性に保つ働きがあり、雑菌の繁殖を防ぐ効果があります。
膀胱炎の症状が軽い場合は、薬などの抗生物質よりも水とクランベリージュースやサプリメントをよく飲むことを薦められる病院もあるそうです。
一方で、クランベリージュースの膀胱炎への効果は少ないとする医師や、効果のあらわれにくい人もいることから、補助的なものとして取り入れる方が良さそうです。
【子宮の老化予防】
子宮内の膜は、毎月の生理によってターンオーバーが繰り返されます。他の臓器よりも老化が早く、食生活や飲酒、喫煙や生活サイクルからの影響を受けやすいためどんどん子宮の老化が進んでしまいます。
クランベリーに含まれるプロアントシアニジンとアントシアニンの抗酸化作用により、肌の老化を防ぎ、生活習慣病の予防に効果があるだけでなく、子宮の老化を防ぐ効果も期待できます。
クランベリーの摂取の仕方!ドライフルーツやジュースも!
クランベリー自体の味は酸味がとても強いので、そのまま食べるのにはあまり向きません。ケーキの甘さを緩和するために添えられていたりしますが、あれも実際はソースになっていたり加工されて甘味を足されていたりします。
100%のクランベリージュースも市販されていますが、他のジュースやお酒と割ってカクテルとして飲むほうが断然美味しく飲みやすいです。
酸味が強いので、クッキーやマフィン、パウンドケーキなどお菓子を作るときに、ドライフルーツになったクランベリーを使うことでスッキリとしたスイーツにすることができます。甘すぎるお菓子が苦手な方には特にオススメです。
ジャムにしてパンに塗るというのも、毎朝の朝食に栄養をプラスできるのでオススメです。クランベリーの風味を残すために、お砂糖をちょっと少なめにするのがコツですが、お好みに合わせたレシピをご自宅で研究されてみてもいいかもしれません。続けて食べられるのが一番ですからね♪
通販などでクランベリージャムを購入できるようです。手軽に生活に取り入れることができますので、是非試してみてくださいね。
1日のクランベリーの摂取量は?
クランベリーは自然のものなので大きな副作用はなく安全な食べ物です。しかし、個人の体質や、あまりにも過剰な摂取をすれば当然不調をきたす場合がありますので、常識の範囲で摂取するようにしてください。
1日の摂取量の目安は、100%クランベリージュースであれば500ccまで、サプリメントであれば、300~400mgまでのクランベリーエキスを1日に二回摂取するのが効果的とされています。
砂糖や添加物などが入ったものが目に付きますが、より安全に美容と健康の効果を得るにはオーガニックなものを選ぶようにしましょう。
様々な美容健康効果のあるクランベリーを是非生活に取り入れてみてくださいね。
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