クスクスをご存知ですか?なかなか聞き慣れないですよね。
クスクスとは小麦粉から作られたもので北アフリカを発祥とし、さまざまな国で食べられています。
日本でいうごはん(白米)にあたる料理・食材です。
日本ではあまり馴染みがありませんが、栄養がたくさん含まれていたり、意外と知られていない効能があったりするので美容健康好きなら知っておいて損はありません。
そして、いざ食べるとなるとやはりカロリー(100g)や簡単に戻して食べる方法も気になりますよね。
そこで今回は『クスクスについて、クスクスの栄養と効能、100gあたりのカロリーや簡単な戻し方』をご紹介いたします。
クスクスとは?
さきほども少し触れましたがクスクスは小麦から作られる粉上のもの(粉食)、料理を指します。
北アフリカ発祥で、その後中東やイタリア、フランスなどのヨーロッパからブラジルまで、本当に幅広い国で常食、主食として食されています。
こういった国々で使用されているのは硬質小麦のデュラム。
デュラムはマカロニやスパゲッティなどに使われている小麦です。
この小麦を挽いて粉末状にしたものに水を加え粒状にし、さらにそれを蒸して乾燥させたものがクスクスです。
意外と手間がかかっていますね。
また現地ではより粒が細かいものが高級とされているようです。
クスクスという名称についてですが、小麦を挽いた時点でクスクスで、蒸して乾燥させた上で調理したものもクスクスといいます。少しややこしいですね。
お分かりかと思いますが、常食であり、小麦から作られているということから白米やうどん、パンなどと同じ炭水化物です。
いったい日本にある炭水化物食品とどんな栄養・効能の違いがあるのか、さっそく見ていきましょう。
カロリー、栄養と効能について
続いてはクスクスのカロリー、栄養と効能についてです。
カロリーは100gあたり199kcal、乾燥状態で1カップあたり591kcalと、ほかの炭水化物と比べてもカロリーにさほど大差はありません。
しかし、クスクスの大きな効能、および人気の理由の一つに、ダイエット効果があります。
あれ?カロリーはほかの炭水化物と変わらないのに何でダイエット効果があるの?と、思いますよね?
クスクス自体はほかの炭水化物と比べてカロリーも変わらない上に、腹持ちでいえば白米の方がよいほど。
確かに、原材料としてのクスクスはほかの炭水化物と変わりません。
一方で料理としてのクスクスを比べるとその差は歴然。
クスクスを用いた料理では肉や野菜など多くの食材が使われます。
おもに野菜がふんだんに使われているのですが、勘の鋭い方はもうお気づきでしょう。
原材料のクスクスをクスクス料理にしてしまえば、野菜などのビタミン、食物繊維と、肉を構成するたんぱく質やビタミンをも一度に摂取することができるのです。
野菜をとるためにわざわざサラダや野菜ジュースを用意することなく、たった一皿でたくさんの栄養をとれるところが料理としてのクスクスの魅力。
そして、野菜がたくさん使われている分、炭水化物を食べる量が減りますよね?
そうすることでカロリーを抑えながらも野菜単体で食べるより腹持ちが長くなるんですね。
また、野菜を食べることで不足しているときと比べれば便通も整い、肌がきれいになることも期待できるのです。
そんなクスクス料理の恩恵に与りたい!というみなさんのために、戻し方から食べ方までを以下でご紹介いたします。
戻し方について
クスクスの戻し方は簡単で、フライパンであれ電子レンジであれ、クスクスと同量の熱湯さえあればOK!
短時間で簡単に戻ってしまいます!
お湯と一緒にオリーブオイルやニンニクなどを入れて香りづけするなどのアレンジも◎
しかし!現地ではお湯につけて戻すのではなく、蒸して戻します!
やり方は、いったんサッと水に通して蓋のある調理器具にいれ、火にかけるだけ。
より本場に近づけて食べたい方は蒸してみるのがお勧めです。
作り方、レシピなど
材料としてのクスクスの作り方は、大雑把に、粗挽きセモリナ粉と粒の細かいセモリナ粉もしくは小麦粉を用意します。
そして、粗挽きのセモリナ粉に水を入れながら混ぜつつ、細かいセモリナ粉か小麦粉を入れてふるう。
これを干すと市販しているクスクスと同じ状態になります。
クスクスを使った料理ですと、一番簡単なものがクスクスサラダ。
レシピは検索するとたくさん出てきますが、オススメはパクチーやアボカドなどと一緒に食べること。
シャキシャキとした野菜の中に、クスクスのモチモチ感がアクセントになります。
また、ドレッシングなどの味も絡めやすいため、普段のサラダがより一層おいしく感じること間違いなし!
ごはんやパン、パスタに代わるものだけあり、さまざまなジャンルの料理が作れます。
普段作っているパスタやごはん料理の主食部分をクスクスに代えてもおいしく食べられます。
本場のクスクスはラム肉や野菜と煮込んだり、スパイスとあえて味付けをしたりして食べるもよう。
本場のクスクス料理のレシピも調べると簡単に出てきますし、スーパーにある食材で簡単にできちゃうのがうれしいですね。
料理のレパートリーを増やしたいときや、既存の料理に飽きてしまったときなど、ぜひクスクスを有効活用してみてくださいね。
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