モリンガとは?効能効果と副作用は?美肌や癌予防、高血圧に!妊娠中の人は注意が必要!

モリンガ

世界三大美女、古代エジプトのクレオパトラも愛用していたという逸話もある「モリンガ」。

美肌効果など美容効果があるだけでなく、高血圧など生活習慣病の予防や癌予防など、健康にも効能がある「スーパーフード」として、最近注目を集めています。

ただし、妊娠中の方などは摂取するのに注意が必要とも言われており、摂取するにあたって、副作用が心配という方も多いことと思います。

そこで今回は『モリンガとは』『美肌や癌予防、高血圧にも効く?モリンガの効能効果』と、『妊娠中は特に要注意なモリンガの副作用』についてご紹介します。

あのクレオパトラにも愛用されたといわれるスーパーフード、モリンガとは一体どのような食材なのでしょうか?さっそくその美容健康効果を見ていきましょう!

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モリンガとは?

モリンガとは、北インド地方を原産とするワサビノキ科の植物で、その栄養価の高さから「ミラクルツリー(奇跡の木)」とも呼ばれている、いま海外で注目されているスーパーフードです。

インドやアフリカ、インドネシアなどの亜熱帯の国々では古来から美容や健康のために利用され、あのクレオパトラもモリンガのお茶を飲み、モリンガのオイルを肌に塗って、美しさを保っていたという話しもあります。

日本では、モリンガは温暖な気候が生育条件となっているため、主に沖縄などの温かい地方で栽培されています。

ビタミンやミネラル、アミノ酸など、人体にとって大切な栄養素がなんと50種類以上も含まれています。

葉や花、茎、根、種まですべての部分を利用することができて、その摂取方法もモリンガオイルや、モリンガ茶、モリンガパウダーなど多種多様です。

オイルやお茶で摂取するとなると、気になるのは香りや匂いですよね。モリンガの香りは、ジャスミンの香りに似ているといわれます。

ボディクリームにも使われている香りで、お茶として飲むときはその香りを楽しむこともできる、甘くて高級感のある香りです。

モリンガ茶、モリンガパウダーの飲み方・使い方を以下にまとめましたので、是非参考にしてみてください。

【モリンガ茶(カフェインゼロ) 】
味:コーン茶のような香ばしい味。
飲み方:食後に、熱いまま飲むのが効果的。
摂取量:1つのティーバッグを1リットルのお湯で抽出した場合、1日コップ3杯程度

【モリンガパウダー】
味:人によっては苦味を感じることがある。
飲み方:お湯、水、牛乳などに溶かして飲む。
使い方:飲み物に溶かす以外に、ヨーグルトなどにふりかけてもOK。
摂取量:1日2~3g

モリンガの効能効果!美肌や癌予防、高血圧にも!

モリンガの効能効果には、以下のようなものが挙げられます。

  • 美白/美肌効果
  • 癌予防
  • 生活習慣病の予防・改善
  • ダイエット効果
  • アレルギー症状の緩和
  • ストレス解消/リラックス効果

これらについて、それぞれ順番にご紹介します。

【美白・美肌効果】
モリンガには良質な食物繊維ポリフェノールがたっぷりと含まれており、たんぱく質や脂肪酸など、体に溜まった毒素を取り除いて体の内側からきれいを目指せます。

さらに、モリンガには抗酸化作用に優れているビタミンCビタミンEも豊富に含まれており、日々のストレスや疲労によって体内でつくられる活性酸素を除去します。

コラーゲンの主成分となるアミノ酸も豊富で、肌の老化やシミを予防し、ハリとつやのある美白、美肌に導く効果も期待できるのです。

【癌予防】
活性酸素は見た目の老化ばかりでなく、細胞を傷つけることで、がんのリスクを引き上げてしまいます。

活性酸素は呼吸をしている限りは発生を抑えることができませんが、モリンガに含まれるポリフェノールやビタミンC、Eなどの抗酸化成分によって活性酸素の増加を抑え、癌を防ぐ効果が期待できます。

【生活習慣病の予防・改善】
モリンガに含まれるGABA(γ‐アミノ酪酸)には、血圧を下げるはたらきや体内の悪玉コレステロールを下げ、中性脂肪の吸収を抑えるはたらきがあり、血圧や血糖値を下げる効果があることがわかっています。

また、ビタミンCやEに含まれる抗酸化作用は肌だけでなく血管の老化も防ぐため、血行改善や血流悪化の予防にも効果的です。

血流の悪化は代謝を下げ、女性の大敵である冷えにつながるほか、動脈硬化を引き起こし、悪化すると脳梗塞や心筋梗塞の原因にもなりかねません。それだけでなく、糖尿病や高血圧、腎臓病などあらゆる病にかかりやすくなる可能性もあります。

【ダイエット効果】
モリンガには豊富に食物繊維が含まれ、便秘解消や整腸作用があるとされますので、デトックス効果でダイエットにつながります。

また、血糖値を下げるはたらきによって体脂肪の燃焼を促す効果も期待できますし、血流を改善して冷えを防ぎ、代謝をアップさせることもダイエットには効果的です。

無理に脂肪を減らすダイエットではなく、体の中から健康になることで体質が改善され、きれいに痩せることを目指せます。

【アレルギー症状の抑制】
いくつかの研究機関では、モリンガを摂取することによって、I型アレルギー(気管支ぜんそくや花粉症など、即時性・アナフィラキシー型アレルギー)の症状を抑制する効果が期待できる可能性があるという結果が出ています。

【ストレス解消・リラックス・疲労回復】
GABA(γ‐アミノ酪酸)をはじめ、必須アミノ酸アスパラギン酸など、疲労回復効果のある成分がモリンガには多数含まれています。

GABAにはストレスを減らし精神を安定させてくれるはたらきもあり、リラックス効果も期待できます。

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モリンガの副作用は?妊娠中の人は注意が必要?

モリンガは薬ではなくハーブの一種ですので、一日の摂取量を守っていれば副作用を心配する必要はありません。

摂取することによる大きなデメリットもありませんし、発展途上国での子供の栄養失調改善にも利用されている実績がありますので、子どもが摂ってももちろん問題ありません。

ただし、成分が豊富なだけに摂りすぎるとお腹がゆるくなるなど、かえって体調不良をきたす可能性があります。

たくさん摂れば効果が高まるということはないので、一日の目安を守りましょう!

上記で説明の通り、モリンガ茶では摂取量目安として、1つのティーバッグを1リットルのお湯で抽出した場合、1日コップ3杯程度。モリンガパウダーで摂取する場合は、摂取量は1日2〜3gになります。

薬ではありませんが、以下のような方は、摂取するときに注意が必要です。

血糖降下剤を服用している方

すでに糖尿病などを治療中の方は、自己判断でモリンガを摂ると、血糖値が下がり過ぎて低血糖をきたすおそれがあります。

糖尿病に限らず、病院にかかっている方はモリンガを摂取する前に主治医の先生に相談するようにしましょう。

妊婦の方

厚生労働省は、高容量のモリンガを与えた実験用ラットが流産したことを発表し、注意喚起をおこなっています。

といっても、「モリンガをたくさん与えたら流産したラットがいたから、念のため気をつけた方がいいかも」くらいの情報提供レベルで、2018年3月現在でモリンガが原因とされる流産の報告はありません。

しかし、モリンガに含まれるアルカロイドには子宮収縮作用があるため、流産を引き起こす可能性もゼロではありません。妊活中や妊娠中やは控えた方が確実です。

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