リンゴ果汁に酵母を加えてアルコール発酵させた後、酢酸発酵させたものがリンゴ酢です。フルーティーな味わいで、さまざまな栄養素や効果効能があると、前回の記事でご紹介しました。
リンゴ酢の女性に嬉しい美容健康効果についてはこちらの記事を見てみてください!
リンゴ酢の効果効能!血圧や血糖値、美肌やシミ予防に!女性に嬉しいリンゴ酢の驚きの力!
今回は、より具体的にリンゴ酢の効果的な飲み方をご紹介したいと思います。寝る前や食前、食後などいつ飲むのがいいか気になりますよね?
1日にどれくらいの量を飲むのが適量なのか、飲み過ぎによる副作用やデメリットが無いのかも知っておけば、リンゴ酢の豊富な栄養素を効率的に摂取することができます。
そこで今回は、『リンゴ酢の効果的な飲み方』や、『寝る前、食前食後などいつ飲むのがいいか』、『リンゴ酢の1日の摂取量の目安』まで、詳しく解説します。
是非、参考にしてみてくださいね。
目次
リンゴ酢の効果的な飲み方
リンゴ酢には健康や美容効果が高い成分が多く入っていますが、他の飲み物や食材と組み合わせることで一層効果が得られます。ここでは、栄養効果アップが期待できる効果的な飲み方をご紹介します。
牛乳を混ぜる
牛乳といえばカルシウムのイメージがありますが、タンパク質やビタミン、ミネラルも含まれるバランスのよい飲み物です。
リンゴ酢にも血糖値の上昇を抑える効果がありますが、牛乳に入っている糖質(乳糖)は、分解に時間がかかるため、血糖値の急激な上昇を抑えることができます。
また、他の食品と一緒に食べても全体のGI(血糖値の上昇度合いを示す値)を下げる働きがありますので、糖尿病や肥満が気になる方にはおすすめの飲み方です。
味も飲むヨーグルトのようになり飲みやすいですよ。
<1杯分目安>
・りんご酢 大さじ1
・牛乳 200ml
はちみつを混ぜる
ポリフェノールは抗酸化作用が強く、肌の老化の原因となる活性酸素を除去することで、アンチエイジングの効果が期待できます。
リンゴポリフェノールが含まれているリンゴ酢は、はちみつと一緒に摂ると美肌効果アップが期待できます。
はちみつに多く含まれるビタミンB2は、皮膚の再生をサポートして肌荒れを予防する効果が期待できます。寒い時期は、お湯で割ったり、レンジで軽く加熱してホットで飲むと体が温まります。
<1杯分目安>
・りんご酢 大さじ1
・はちみつ 大さじ1
・水 200ml
野菜ジュースを混ぜる
リンゴ酢に含まれるペクチンは食物繊維の一種で便秘の緩和効果があります。リンゴ酢を野菜ジュースに混ぜるとさらに腸の働きがよくなり、便秘解消の効果アップが期待できます。
<1杯分目安>
・リンゴ酢 大さじ1
・野菜ジュース 200ml
【おすすめのリンゴ酢】
リンゴ酢は多くのメーカーから販売されており、どれを買ってよいか迷ってしまうかと思います。
市販のメーカーでおすすめなのは、「ミツカンの純リンゴ酢」です。国産のリンゴ果汁だけを使用して、フルーティーな香りとまろやかな風味が特徴です。
リンゴ酢のおすすめの飲み方
リンゴ酢は水と割って飲むのが基本ですが、上記で紹介した他にも、さまざまなドリンクと混ぜて飲むことができます。美味しさをアップしたり、バリエーションを増やすことで毎日飽きずに飲めるようになりますよ。
紅茶リンゴ酢
紅茶にリンゴ酢を入れると、アップルジュースのような味になります。ホットの紅茶に混ぜるのがおすすめで、ポカポカと体を温めることができます。
レモンやミルクばかりで紅茶に飽きてしまった方も、いつもと違う風味が楽しめます。
<1杯分目安>
・リンゴ酢 大さじ1
・紅茶 200ml
炭酸水
リンゴ酢を炭酸水で割って飲むと、とてもさわやかな味わいになります。炭酸水には血流の改善や疲労物質を中和して体の外に出してくれる効果があると言われています。
炭酸水は砂糖無しの甘くないものを選びましょう!
<1杯分目安>
・リンゴ酢 大さじ1
・炭酸水 200ml
トマトジュース
美容のためにトマトジュースを飲もうと思ったけど、クセがあって飲みづらく、諦めてしまったという方も多いかもしれません。
実は、トマトジュースにリンゴ酢を入れると、驚くほど飲みやすく、優しい味に変わるのをご存知ですか?
トマトに含まれるリコピンには、美白・美肌効果もあるので、リンゴ酢にプラスすることで、さらに美肌効果が期待できそうです。
<1杯分目安>
・リンゴ酢 大さじ1
・トマトジュース 200ml
リンゴ酢の料理での活用法
リンゴ酢はフルーティーな味わいで、そのまま飲むだけでも美味しいのですが、お酢の代わりに様々な料理に活用することもできます。
酢の物など、体にいいとわかっていても、あの酸っぱさが苦手という方も少なくないでしょう。そんな時、お酢をリンゴ酢に代えるだけで、苦手だった酢の物も美味しく食べることができますよ。
また、酢を使った調味料は、多くの砂糖が使われている場合が多いです。リンゴ酢はそのままでもほんのりとした甘味があり、カロリーも低いため、ダイエット中の調味料には最適です。
マリネやドレッシングにも活用できるので、普通のお酢がちょっと苦手な方や、毎日の料理の味にバリエーションを加えたい方は是非積極的に使ってみてください。
おすすめは鶏のむね肉を使ったマリネです。たんぱく質が豊富で低カロリーな鶏むね肉は、ダイエット中の栄養補給にピッタリの食材です。
たまねぎやトマト、パプリカなど抗酸化作用の強い野菜を混ぜてマリネにすれば、簡単ヘルシーメニューのできあがりです。
ピクルスなど、作り方の簡単なレシピも多数紹介されていますので、是非調べてみてくださいね。
最後に一つ簡単に作れる「干しぶどう酢」の作り方をご紹介します!
【干しぶどう酢】
- 瓶やタッパなどの蓋のできる保存容器に干しぶどう100gを入れる
- リンゴ酢50mlを入れ、干しぶどうとリンゴ酢がなじむようによく混ぜる
- 蓋をして、2〜3日常温で置く(1日1回全体を混ぜるようにしてください)
- 干しぶどうがリンゴ酢に十分浸かったら、冷蔵庫に入れて保存する
干しぶどう自体に甘さがありますが、リンゴ酢にはちみつを入れていただいても結構です。
ヨーグルトに混ぜて食べるとても美味しくいただけるので、忙しい朝に特におすすめです。1日10〜20粒を目安に食べましょう。干しぶどう酢は冷蔵庫で1ヶ月保存可能です。
リンゴ酢はいつ飲むのが良い?寝る前?食前食後?
リンゴ酢はそれだけでも美容・健康効果が高いのですが、飲むタイミングも重要です。いつ飲むのが良いかは目的によって変わりますので、目的に合わせたタイミングで飲むようにしましょう。
- 【ダイエット】
- 【健康維持や肥満防止】
- 【運動後の疲労回復】
- 【睡眠障害の予防と改善】
ダイエット目的の場合は、食後に飲むようにしてください。食前や食中に飲むことで、お酢の酸味が臭覚や味覚を刺激して、食欲をコントロールする脳の摂食中枢に働きかけて、かえって食欲が増してしまう危険があるからです。
食事中にリンゴ酢を摂取することで、血糖値の上昇を抑える効果が期待できるので、糖尿病や肥満が気になる方におすすめです。
また、体内への吸収率が低いカルシウムですが、リンゴ酢に含まれるクエン酸によってカルシウムの吸収を高める効果も期待できます。
リンゴ酢のクエン酸による疲労回復効果が期待できるため、疲労が溜まる運動後に飲みましょう。
熟睡出来ないなどの睡眠障害の原因としてジェットコースター血糖があります。食前にリンゴ酢を飲むことで、血糖値の急激な上昇を防ぐ効果があるため、睡眠障害の予防と緩和効果が期待できます。
リンゴ酢の詳しい効果効能についてはこちらの記事を見てみてください!
リンゴ酢の効果効能!血圧や血糖値、美肌やシミ予防に!女性に嬉しいリンゴ酢の驚きの力!
なお、リンゴ酢を飲むと口の中が酸性になり、酸によって歯の表面が柔らかくなってエナメル質が溶けやすくなってしまいます。寝る前の歯磨きは飲んでから30分以上あけてからするようにしましょう。
リンゴ酢の1日の適量は?
リンゴ酢の1日の適量は、大さじ1杯から2杯(15〜30ml)です。1日に2回から3回に分けて飲みましょう。1日に多くとるよりも毎日継続することで、美容や健康効果が高くなります。
飲み過ぎによる副作用やデメリットはある?
リンゴ酢は栄養豊富でさまざまな効能が期待できますが、刺激の強い酢酸が含まれているため、胃腸が弱い方は空腹時に飲むとお腹が痛くなることがあります。胃腸が心配な方は最初は、少しずつ薄めて飲むようにしましょう。
また、リンゴ酢は整腸作用のあるペクチンが含まれるため、過剰摂取することで下痢を引き起こす可能性がありますので、注意が必要です。
リンゴ酢の適量範囲でも割り方によっては糖分が多くなったり、カロリーが高くなってしまいますので、美容健康効果を期待してついつい飲み過ぎてしまうことやダイエット中の方は気をつけたいですね。
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