色鮮やかで見た目も綺麗なパパイヤは味も美味しく人気です。
そんなパパイヤですが、実は意外と優秀で、豊富な栄養素を含んでいるんです。もちろん、期待できる効果効能もたくさん!
夏だけでなく一年を通して手に入るパパイヤですが、自分で調理する機会が少なく、切り方や食べ方がわからないという方も多いのではないでしょうか?
切り方や食べ方を知って、どんどん食べましょう!と、言いたいところなのですが、どうやら食べ過ぎには注意したほうが良いようです。
そこで今回は、『パパイヤの栄養と効能効果』と『食べ過ぎは良くないのか』、『パパイヤの食べ方や切り方』、『青パパイヤについて』までご紹介します。
そう!「青パパイヤ」というパパイヤもあるようで、いったい普通のパパイヤと何が違うのかも解説していきます。
目次
パパイヤとは
パパイヤとは、パパイア科パパイア属に属する果物で、中南米地方が原産です。日本では宮崎県や沖縄県、鹿児島県など暖かい地方で栽培されています。
旬の時期は国産のものは初夏から夏にかけてですが、輸入もののパパイヤは年間を通して市場に並びます。
酸味が少なく、甘いフルーツで、そのまま食べたり、ドライフルーツにしてもおいしいですが、沖縄県やタイ・ベトナムなどでは、まだ実が青い状態の「青パパイヤ」を野菜として食べる習慣があるなど料理にも使われています。
パパイヤの栄養と効能効果!
パパイヤのカロリーは100gあたり38kcalと低カロリーです。
嬉しい栄養素も豊富に含まれているので、是非積極的に摂取していきたい食材の一つ。パパイヤの栄養と効果効能をご紹介します。
【βカロテン】
パパイヤには柿やマンゴー、かぼちゃにも含まれているβカロテンが豊富に含まれています。
βカロテンは抗酸化作用が高いことで知られ、体に溜まった活性酸素を除去する働きがあります。
体が酸化するのを防ぎ、高血圧や動脈硬化・心筋梗塞などの予防、がんの予防に効果が期待されています。また、肌細胞の老化を防ぎ、アンチエイジング効果も期待できます。
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- 柿
- マンゴー
- かぼちゃ
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【葉酸】
パパイヤには葉酸も多く含まれています。葉酸は新しい赤血球を作り出すときに必要な成分で、「造血ビタミン」とも言われています。
また、たんぱく質の合成や、胎児の発育にも重要な成分であることから、妊婦の方は積極的に摂りたい成分の一つでもあります。
【酵素】
タンパク質を分解するパパインと呼ばれるタンパク質分解酵素が含まれています。またタンパク質だけでなく、脂質や糖質の分解にも働きかけます。
酵素を摂取することで消化の負担を減らすばかりでなく、ダイエットにも効果があると言われています。
【ビタミンC】
パパイヤにはビタミンCも豊富に含まれています。レモン果汁とほぼ同じ量で100g中50mgものビタミンCが含まれています。ビタミンCはコラーゲンの生成に欠かせない栄養素であり、抗酸化作用もあります。
他にも、不足しがちなミネラルの一つ、マグネシウムも豊富に含まれているなど、多くの栄養素が含まれています。
食べ過ぎは良くないの?
パパイヤには豊富な栄養がある一方で、食べ過ぎには注意が必要なようです。
まず、パパイヤのようなトロピカルフルーツは、体を冷やす食べ物に分類されます。
食べ過ぎると体を冷やすため、代謝の低下や体調不良を引き起こす可能性があります。特に冷え症の方は食べ過ぎには気をつけた方がいいでしょう。
また、パパイヤに含まれるペクチンやパパインが下痢を引き起こしてしまう場合があります。
ペクチンは水溶性食物繊維であるため、過剰に摂取するとお腹が緩くなることがあり、パパインも同じく過剰摂取により腹痛や下痢になることがあります。
パパイヤには、パパインやキチナーゼなど、アレルゲンとなる成分がいくつか含まれている点も注意が必要です。
口の中がかゆくなったり、触れたことにより皮膚炎の症状が出たり、下痢、吐き気などの症状があらわれた場合は、アレルギーの可能性がありますので、食べるのを止めて医療機関で見てもらうようにしてください。
パパイヤの食べ方や切り方
ここでは、パパイヤの簡単な切り方と食べ方をご紹介します。
パパイヤの切り方
- パパイヤのでっぱりの部分を切り落とし、縦に半分に切る
- 真ん中の部分にある黒い種をスプーンで取り除く
- 半分の半分、1/8になるようにカットしてから、皮の部分に沿わせて包丁を入れる
- 実の部分を一口大になるように切込みを入れる
このように切ると、パパイヤを簡単に食べられるようになります。メロンをイメージして切るといいですね。
シンプルイズベスト!そのまま食べる美味しい食べ方
しっかり熟したパパイヤはシンプルにそのまま食べるのもおすすめです。
半分か、もしくは1/4にカットして黒い種を取り除き、果肉をスプーンですくって食べます。
そのときに、レモンやライムなどを絞ると独特の香りが消えて食べやすくなります。
カットしたパパイヤにアイスクリームやフルーツを乗せると、簡単にトロピカルなデザートの「パパイヤボート」のできあがりです。
青パパイヤってどんなもの?
冒頭、パパイヤについて説明があったと思いますが、「?」と思った方もいるのではないでしょうか。普段あまりなじみのない「青パパイヤ」とはどんなものなのでしょうか。
青パパイヤとは、皮がまだ青い未熟な状態のパパイヤのことです。
注目すべきはパパインの量で、熟したパパイヤよりも多くのパパインが含まれています。このパパインの量は実が熟すにつれて減ってしまうことがわかっています。
また、抗酸化作用のあるポリフェノールも豊富に含まれており、その含有量は赤ワインの約7.5倍と言われてます。
赤ワインについての記事も是非あわせて見てみてください。
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青パパイヤは主に料理用として使われており、タイやベトナム、沖縄ではよく使われる野菜の一つです。
そのままだと味が苦いので、炒めたり、生で食べる場合は水にさらしてアク抜きをして使います。
炒め物や煮物からサラダやスープまで、色々な料理に活用できます。ここでは、青パパイヤの人気の簡単レシピをご紹介します。
【青パパイヤサラダの作り方】
- 青パパイヤ1個を半分に切り、種を取り除いて外皮をピーラーでむいておく
- 実の部分は千切りにして10分ほど水にさらす
- 千切りにした青パパイヤとツナ缶1缶をボウルにいれ、お好みで塩とマヨネーズで和えればできあがり
青パパイヤの簡単サラダのレシピです。このまま炒めても美味しいです。
【青パパイヤの浅漬け】
- 青パパイヤ50gは水洗いしてピーラーで皮をむき、半分に切って種を取り除く
- ピーラーなどで薄くスライスし、5分ほど水にさらしておく
- 水を切ったらビニール袋に入れ、塩昆布大さじ2、ごま油大さじ1を加えて揉み込む
- そのまま1時間程度冷蔵庫で寝かしたらできあがり
キャベツやきゅうりの替わりに青パパイヤを使った浅漬けです。冷蔵庫の常備菜にもどうぞ。
スイーツやデザートとしてばかりではなく、野菜としての一面もあるパパイヤ。
栄養豊富なので、是非、食事に取り入れていきたいですね。
どんどん、色んなレシピにアレンジしてお好みの食べ方を見つけてみてください。
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