茶豆とは?枝豆との違いは?栄養、効果、茹で方は?


茶豆と枝豆の違いをご存知ですか?

スーパーに行くと枝豆の隣に並んでいるのでよく目にしますが、茶豆とは「見た目がそっくりなちょっと高価な枝豆」という認識だけで実際はどんな違いがあるのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

しかし値段が高いだけあって、茶豆は枝豆よりも栄養が豊富で、当然味にも違いがあります。

そこで今回は『茶豆とはどんなもので枝豆とはどんな違いがあるのか、枝豆には含まれていない栄養素とその効果』をご紹介します。

そして気になるのは調理法。「味に違いがあるなら茹で方も違うのでは?」と心配になりますが、最後で『茶豆の美味しい茹で方』もご紹介しちゃいます。どうぞご参考にしてみてください。

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茶豆とは?枝豆との違いは?

枝豆と茶豆とはどう違うのか。結論からいうと同じものです!

茶豆とは、枝豆の種類の一つです。わかりやすく言うと、苺の「あまおう」と「とちおとめ」の違いのようなものでしょうか。

新潟や山形など東北の寒い地方が原産で、よく見ると鞘に生えている毛が茶色いのが特徴です。

普通の枝豆よりも甘味が強く栄養もしっかり詰まっているので、多少値段が高いと言うのも納得できますね。

枝豆は、普段の食卓では付け合せ程度の存在で、栄養を摂取するためにそれほど重要な役割を果たしていないと思われがちなのですが、侮ってはいけません!

枝豆には意外と豊富な栄養素がぎっしり詰まっているのです。それもそのはず、枝豆は、元をただせば「畑の肉」と賞されている大豆と同じなのですから!

実は枝豆は、未成熟の状態の大豆をさやごと収穫されたものなのです。そのため、大豆の代名詞ともいわれるたんぱく質に加えて、ビタミンや食物繊維も豊富なため、緑黄色野菜に分類されています。

結局のところ、茶豆も枝豆も栄養素と味の違いはあれども同じものなんですね。成熟すると大豆になるというのも驚きです。

余談ですが、おせち料理でよく見かける「黒豆」も実は枝豆の品種の一つなのです。
品種の違いによって、味も違えば豆の色も違うのです。

茶豆に含まれる栄養とその効果

元を正せば同じくくりでまとめられる「大豆」「枝豆」「茶豆」ですが、名前が違うということは当然違いがあるはずです。

味が違うのはもちろん、気になるのはそれぞれに含まれる栄養素です。ここではそれぞれに含まれる代表的な栄養素と期待できる効果をご紹介します。

【大豆の代表的な栄養素】

「畑の肉」として有名な大豆、もちろん豊富なたんぱく質を含んでいるのが特徴です。

たんぱく質は体をつくるために重要な栄養素です。
100gあたりのカロリーはこの3つの中では最も高く、400kcalほどです。最も高いといっても十分ヘルシーで、健康維持だけでなく美容にも効果的で、糖質も低いので近年注目されている食材の一つです。

【枝豆の代表的な栄養素】

枝豆は大豆と比べるとたんぱく質量は減ってしまいますが、その分大豆に含まれていないビタミンA、ビタミンCなどが豊富です。

枝豆に含まれるたんぱく質を構成しているアミノ酸の一つ、「メチオニン」はアルコールの分解を助けてくれる効果があります。

「ビールと枝豆」という定番セットもちゃんと理にかなっているのですね。糖質も低く低カロリーなので、飲み会では積極的に食べるようにしましょう。

他にも、脂肪燃焼や疲労回復に効果的なビタミンB郡美容に欠かせないビタミンCむくみを防ぐカリウムや、腸の調子を整える食物繊維など、小さな豆の中には驚くほど沢山の栄養素が含まれているのです。

【茶豆の代表的な栄養素】

茶豆は枝豆の中の一つですから、枝豆に含まれている栄養素は当然網羅しています。
しかし、それに加えて茶豆の美味しさの秘密はアラニン(アミノ酸)、スクロース(糖質)にあります。

茶豆には旨み成分のアラニンが豊富に含まれています。普通の枝豆と比べると約2倍の旨み成分があるので茶豆のほうが美味しいと感じるのも納得です。

スクロースも茶豆の甘さを引き出す栄養素の一つです。カロリーは普通の枝豆に比べると高くなりますが、美味しいのならと心を許してしまいます。気になる方はご注意を!

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茶豆の美味しい茹で方は?

「味に違いがあるのであれば、茶豆と普通の枝豆とでは茹で方も変わってくるのでは?」と思いますが、大丈夫です!

美味しい枝豆の茹で方をマスターすれば、茶豆も美味しく茹でられます。といっても、方法は簡単です。塩加減と水の量、茹で時間にさえ気をつければ、誰でも簡単に美味しく茶豆を調理することができるのです。

美味しいのはもちろん、生のまま保存しておくよりも茹でたものを冷凍して保存したほうが日持ちもします。冷凍しておくことで調理時間を減らして節約にも繋がりますし、解凍すればいつでも好きなだけ食べられるのも嬉しいです。

では、茶豆を美味しく塩茹でにする簡単な方法をご紹介します。

  1. 軽く水洗いをして、塩もみをする。
  2. 水の量は茹でる茶豆の3倍!4%の塩を加えて沸騰させる
  3. 沸騰したお湯に茶豆を入れ茹でる。茹で時間は3~4分。
  4. 茹で上がったらすぐに冷やして旨みを閉じ込める!

たったこれだけです!これなら自宅で簡単に美味しい茶豆が食べられそうですよね。

冷凍保存するのであれば少し茹で時間を減らし、硬めにするのが美味しく保存するコツです。解凍するときは、沸騰したお湯に凍ったまま茶豆を入れて解凍してください。

冷凍しておけば1ヶ月半ほどは保存がききます。

たんぱく質もビタミンも、食物繊維も豊富でさらに旨みが詰まった茶豆。是非、冷凍庫に常備して、健康や美容に役立ててくださいね。

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