麩の原料は?栄養、効能や糖質、カロリー、アレルギーやグルテンは?離乳食にも!

お麩

これまでさまざまな栄養素が豊富で健康・美容効果の高い食材をご紹介してきましたが、今日は、「麩」について取り上げてみようと思います!

「麩」と聞くと何を連想しますか?その昔、鯉のえさにしたりなんていう思い出がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

おっと!ページを離れるにはまだ早いですよ!ちょっぴり地味な存在の麩ですが、実は栄養も意外と含まれていて、色んな効能が期待されているのです!お味噌汁に具として入れたり、すき焼きや煮物に入れたり、もちもちとした食感が美味しい麩。子供の離乳食にもピッタリの食材なんですよ!大豆ミートと一緒に使ってマクロビにもよく使われていますよね。

低カロリーの健康フード、大豆ミートについては、大豆ミートとは?低カロリーで高い栄養価!戻し方や匂いを消す方法は?に書いていますので、是非こちらも見てみてください。

しかし、麩の原料すらも知らないという方も少なからずいらっしゃると思いますので、「鯉のえさ」というイメージを払拭するべく(?)、麩のカロリーや糖質をはじめ、栄養や効能を詳しくご紹介します。気になるアレルギーやグルテンについてもしっかりと知っておきましょう!

『麩の原料』『カロリーや糖質など麩の栄養や効能』『麩を使った離乳食のレシピとアレルギーやグルテンについて』まとめてみました!

【スポンサーリンク】

麩の原料は?

ずばり、麩の原料はグルテンです。グルテンとは、小麦粉に含まれる植物性のたんぱく質のことを言います。

小麦粉に水を加えて練ると粘り気が出てきます。これを布製の袋に入れて水の中でもみこむと小麦粉のでんぷんが流れ出て、グルテンが残ります。このグルテンが麩の主原料となります。

残ったグルテンを蒸したものを生麩、またはもち麩といい、もち麩を煮た後成形して乾燥させたものがスーパーなどでもよく売られている乾燥麩となります。また、もち麩を揚げたものを揚げ麩、焼いたものを焼き麩と呼んでいます。

麩は、産地によっていろいろな種類があります。新潟特産の「車麩」、山形県庄内地方の特産で「庄内麩」、あぶら麩は宮城地方の特産で「仙台麩」とも言われています。お吸い物に入っているのをよく見る京都の「手まり麩」などまだまだここでは紹介しきれないほど多くの種類があります。

さまざまな地域に根ざしている麩は日本の伝統食品であることがわかりますね。

麩の栄養や効能は?気になる糖質やカロリーはどのくらい?

麩のカロリーはもち麩で100gあたり163kcal、糖質は25.7gです。低カロリーではありますが、やはり小麦からできているので糖質量はしっかりです。

しかし、一食あたりにすると糖質量も2.7g程度でカロリーは17kcalとなり、ほぼないに等しいほどです。

麩には意外にもナトリウムやカリウム、マグネシウムやリンなどミネラル類が含まれており、植物性たんぱく質がしっかりと含まれ、低カロリーで消化が良いため子供の離乳食にもオススメです。

さらに、様々な食材と組み合わせることにより、様々な効能も期待できます。卵とじなどで卵と組み合わせることで中性脂肪やコレステロールの排泄、ビタミンB6を含む肉や魚と組み合わせると肌荒れ予防に、食用油とあわせることで風邪やインフルエンザなど感染症の予防などの効能も期待できます。

また、ご飯など炭水化物と一緒に摂ることでカサ増しができ、糖尿病や肥満の予防にもなります。

【スポンサーリンク】

離乳食にもオススメ?アレルギーやグルテンはどう?

麩は味がほとんどないので他の食材とも合わせやすく、小麦アレルギーにさえ注意していればいつからでも離乳食としても使いやすい食材です。

初期の離乳食の簡単レシピ

【麩のミルク煮】

  1. お湯で溶いた粉ミルク大さじ2にすりおろした小町麩2個をレンジで30秒ほど加熱する

【麩のおかゆ】

  1. 小町麩2個、リンゴ1/8個を皮をむいて種を取り、それぞれすりおろす
  2. 耐熱容器にいれ、レンジで30秒ほど加熱する

麩を使うことによってとろんとした口当たりになり、赤ちゃんも食べやすいレシピです。リンゴ味にすると甘味も増して、喜んで食べてくれそうです。

中期の離乳食レシピ

【麩とさつまいものポタージュ】

  1. さつまいも50gの皮をむいて1cm程度に切り、柔らかくして潰しておく
  2. 耐熱容器にさつまいもと牛乳50ml、小町麩2個をちぎってそのまま入れる
  3. レンジで1分ほど加熱し、麩がとろとろになるようによく混ぜる

さつまいもの替わりにかぼちゃやにんじんを使ってバリエーション豊富にアレンジできます。

【麩の卵とじ】

  1. 小町麩5個、だし汁50mlと醤油少々を鍋に入れ、煮込む
  2. 溶き卵大さじ1を加え、しっかりと火を通す

柔らかくした野菜を一緒に加えても◎!味付けを調整すれば、大人でも食べられる簡単おかずに変身します。乾燥のものを使うときは先に戻さず、煮込むタイミングで戻すとしっかりと味を吸って美味しくなりますよ。

後期の離乳食レシピ

【麩のフレンチトースト】

  1. 溶き卵・牛乳大さじ1、砂糖小さじ1をボウルに入れて混ぜる
  2. 小町麩5個にしっかりと浸して吸わせる
  3. フライパンに油を引き、全体に火が通ったら出来上がり!

赤ちゃんのおやつにもピッタリの人気レシピです。メープルシロップをかけてママ、パパのおやつにもどうぞ♪

【麩の鶏団子】

  1. 小町麩2個を細かくちぎり、鶏ひき肉30g、溶き卵大さじ1/2、片栗粉小さじ1、醤油少々をよく混ぜる
  2. 食べやすい大きさに丸める
  3. 鍋に湯を沸かして、火が通るまで1分ほど茹でる

たくさん作って茹でたものを冷凍しておけば毎回作る手間が省けてオススメです。冷凍保存は多用せず、できるだけ必要なときに作ってあげてくださいね。タレに絡めれば大人のおかずとしても簡単でオススメです。

グルテンが原料となるので心配だという方もいるかもしれませんが、グルテンに関する危険性についてははっきりとした証明がなく、グルテンフリーの意味について再考されています。

安心して、是非活用してみてくださいね。

【スポンサーリンク】

あわせて読みたい記事



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

four + twelve =