八丁味噌とは?栄養と効能!塩分や赤味噌との違いや味噌汁等のレシピまで!

赤味噌

大豆は美容面でも健康面でも世界中から注目されている食材の一つです。それに伴って味噌の注目も集まり、ヨーロッパなど諸外国から、日本の味噌の注文が増えているそうです。

味噌といえば、味噌カツや味噌煮込みうどんで有名な愛知県ですが、その味噌のメッカ愛知県岡崎市で作られている八丁味噌を今回はご紹介したいと思います!

知ってはいるけど食べたことはないという方はもったいないですよ!八丁味噌とは、有機大豆と良質の塩のみで作られている自然派食材で、美と健康を意識する方には特にオススメの食材なのです。

栄養や効能もさることながら、味噌なので、その塩分量も気になってしまいますよね。八丁味噌と普通の赤味噌の違いや味噌汁などのレシピも気になる方もいらっしゃるでしょう。

そこで今回は、『八丁味噌とは』『八丁味噌の栄養と効能』、気になる『八丁味噌の塩分』『赤味噌との違いや八丁味噌を使ったレシピ(味噌汁など)』についてご紹介したいと思います。

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八丁味噌とは

八丁味噌とは、愛知県にある岡崎城から西へ八丁(約870m)進んだところにある岡崎市八帖町で作り続けられている大豆と塩のみを使った豆味噌の銘柄です。

旧東海道を挟んで向かい合った老舗の2軒のお店が伝統製法で今も作り続けています。

天然醸造で2年以上熟成された八丁味噌は大豆の濃厚なコクと酸味、渋み、苦味のある独特な風味のある味が特徴です。

八丁味噌で有名な岡崎市にあるカクキューという会社では、良質の大豆と食塩から八丁味噌が作られています。

蒸した大豆を味噌玉にして豆麹にしたものを水と食塩で仕込み、2年以上天然醸造させるので色が濃く固くなっています。その見た目から「辛いのでは?」と思うかもしれませんが、塩味は控えめなのだそうです。

工場見学も行っており、「八丁味噌の郷」という売店で八丁味噌を買うこともできます。遠方の方は通販も行っているので一度ホームページをチェックしてみてはいかがでしょうか。

ちなみにもう一軒の老舗はまるや八丁味噌です。江戸時代から八丁味噌を造り、こだわりの天然醸造で、今もなお昔ながらの伝統製法を守っています。

八丁味噌の栄養と効能

八丁味噌のカロリーは大さじ1杯で39kcalで、糖質は3gとなります。これだけでもヘルシーですが、味噌汁にするとさらに減ってカロリーは25kcal程度になります。

味噌自体が発酵食品なので健康効果が高いのですが、八丁味噌は特にメラノイジンという色素を多く含んでいます。10種類の味噌のうち最もメラノイジンを多く含んでいるのが八丁味噌なのです。

普通、味噌は大豆を煮て作るのでメラノイジンが溶け出てしまいますが、八丁味噌は大豆を蒸して作るためにメラノイジンが溶け出さず、さらに熟成期間が他の味噌よりも長いために他の味噌よりも含有量が多くなっているのです。

メラノイジンは抗酸化作用が高く、体内に増えすぎた活性酸素を除去する働きがあります。メラノイジンの抗酸化作用によって、アンチエイジング効果や動脈硬化の予防に効果が期待できます。

また、糖の吸収スピードを抑えて血糖値の上昇を緩やかにし、さらにコレステロール値を下げる働きがあるため、糖尿病の予防にも効果的です。

八丁味噌をはじめとした味噌を使った料理をよく口にする愛知県の方は、糖尿病による死亡率の低さが全国でもトップクラスなのだそうです。これはかなり効果が期待できそうですね!

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八丁味噌の塩分は?

八丁味噌は熟成期間が長いため、チョコレートのように濃い茶色をしています。その見た目から塩分量が多い印象がありますが、他の味噌の塩分濃度が12%に対して、八丁味噌は11%と若干控えめになっています。

赤味噌との違い

赤味噌とは、原料や製法に関わらず見た目が赤っぽい色をしている味噌のことです。対して八丁味噌とは、愛知県で作られた豆味噌のことで、岡崎城から八丁離れた八帖町(旧八丁村)で作られていたことが由来しています。

豆味噌は原料が大豆、塩、水のみで作られ、大豆に麹をつけた豆麹のみを使用し、熟成期間の長い味噌のことで、愛知県以外にも三重県や岐阜県で食べられています。

八丁味噌レシピ

八丁味噌は塩分が控えめで、塩分を多く摂りすぎてしまいがちな現代人にとっては嬉しい食材です。またメラノイジンによる健康、美容効果も期待できるので、是非生活に取り入れていきたいですね。そこで、八丁味噌を使ったレシピを2つご紹介させていただきたいと思います。

【なめことあげの味噌汁】

  1. なめこ1/2パックをサッと洗って石づきを切っておく。長ネギ1/2本を小口切りにする。
  2. 油あげ1/2の油抜きをし、食べやすい大きさに切る。
  3. 鍋にだし汁400mlを火にかけ、煮立ったらなめこと油あげを加えさらに一煮する
  4. 沸騰する直前に八丁味噌大さじ2を加え一煮立ちさせる
  5. お椀にすくい、食べやすい大きさに切った三つ葉を適量浮かべる

ちょっと上品なお味噌汁の出来上がりです。具はお好みのものや冷蔵庫の残り野菜でもOKです。八丁味噌を使ったお味噌汁のだしは濃い目のほうが美味しくなります。

【大根の味噌煮】

  1. 大根1/4を1cmの厚さのいちょう切りにし、油あげは油抜きして3cm角、豚こま80g、こんにゃく1枚を一口大に切る
  2. 大根はたっぷりの水で透明になるくらいまで煮込む
  3. 鍋に水400ccを入れ、砂糖大さじ4、みりん・酒大さじ1を入れて火にかけ、沸騰させる
  4. 沸騰したら八丁味噌100g程度を溶き、とろみをつける
  5. 具材を全て入れ、火にかける
  6. 蓋をして弱火で20分煮て出来上がり

八丁味噌を使って名古屋風の大根の味噌煮です。普通のお味噌を使っても美味しくできますよ。

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