パッションフルーツの栄養と効果効能!食べ方(皮や種)、食べ頃や味は?

パッションフルーツ

「夏のフルーツといえば?」と聞かれると何を思い浮かべますか?

スイカやマンゴー、パイナップルなどさまざまありますが、忘れてはいけないのが「パッションフルーツ」!
今回はパッションフルーツをピックアップしてご紹介したいと思います。

甘酸っぱくさわやかな香りをもち、夏にはピッタリの味ですよね!
ジュースやソースになっていることが多いので、パッションフルーツをそのまま食べたことがないという方も多いのではないでしょうか。

皮や種はどうすればいいのか、食べ方がよくわからないというのも、そのまま食べるにはちょっと手を出しにくい理由の一つではありますが、本来の美味しさを味わえるだけでなく、栄養素を損なわずにさまざまな効果効能も期待できると思うと、挑戦してみて損はありませんよね!

そこで今回は、『パッションフルーツの栄養と効果効能』と、『皮や種の処理などパッションフルーツの食べ方』『食べ頃や味』についてご紹介します!

パッションフルーツの食べ頃のタイミングをチェックして美味しく健康を目指しましょう!

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パッションフルーツとは

夏を代表する果物の一つ、パッションフルーツ。「情熱の果物」なんて、まさに夏のフルーツという印象を持ちますよね。

しかし実はパッションフルーツの「パッション」は「情熱」という意味で付けられたわけではないのです。

パッションフルーツは南米が原産のフルーツで、スペイン人の宣教師が南米を旅行した際に、花の形がキリストが十字架にかけられた姿に似ていたことから「パッション=キリストの受難」を意味して名づけられました。

日本では、花が時計の形に似ていたことから「トケイソウ」と呼ばれています。明治時代頃に日本に伝わり、現在では沖縄県や鹿児島の奄美諸島で栽培されています。

成長が早くて育てやすく、1年ほどで緑のカーテンができるということから、ガーデニングでも人気なのだそうです。

パッションフルーツには種類があり、紫色種と黄色種に分かれます。日本では紫色種が主に流通しています。

果皮が濃い紫色をしている紫色種は果汁が多く、熟すと香りが強くなります。黄色種は味はほとんど変わりませんが、甘みと酸味のバランスがよく、香りが強いという特徴があります。

値段もほとんど変わらないので、どちらが好みか食べ比べてみてくださいね。

パッションフルーツの栄養と効果効能

パッションフルーツには女性に嬉しいさまざまな美容健康効果があるのをご存知でしたでしょうか!明日から試してみたくなること間違いなしのパッションフルーツの栄養とその効果を見ていきましょう。

【美肌効果】
パッションフルーツにはビタミンCが豊富に含まれています。メラニン色素を作るチロシナーゼという物質の働きを抑制する作用があり、シミやそばかすを防いで肌を白く美しく保つ効果が期待できます。

また、ビタミンCは鉄分の吸収を高める作用があり、貧血予防にも効果があります。

ビタミンCは体内では生成できない成分であるため、食事から積極的に摂る必要があるので、パッションフルーツはおすすめです。

【糖尿病の予防】
パッションフルーツにはビタミンB2が豊富に含まれています。糖の代謝を促し、血糖値の上昇を抑える働きがあるため、パッションフルーツは糖尿病の予防に効果が期待できます。

他にも、ビタミンB2には脂質の代謝を高める作用があるので、吸収された脂質をエネルギーへと変換し、疲労回復や夏バテ防止にも効果があります。

【癌や生活習慣病の予防】
パッションフルーツに含まれているβカロテンは、体内でビタミンAへと変換され、強い抗酸化作用を持ちます。

体に発生しすぎた活性酸素を除去し、血栓系の疾患や癌の予防に効果があると言われています。また、強い抗酸化作用により、細胞が老化するのを防ぎ、アンチエイジングにも効果が期待されています。

【高血圧予防】
パッションフルーツにはカリウムも含まれています。利尿作用が高く、体内の過剰なナトリウムを体外に排出する作用があり、血圧の上昇を抑える効果が期待できます。

日頃、塩分の摂りすぎが気になる方は積極的に摂りたい栄養素の一つです。

【貧血予防・改善】
パッションフルーツには鉄分の吸収を高めるビタミンCのほかにも、赤血球を作り出す働きのある葉酸も豊富に含まれています。

葉酸は特に、妊婦の方が積極的に摂るべき栄養素としてもよく知られています。

葉酸は「造血ビタミン」とも呼ばれるほど貧血に効果が高く、胎児の成長に大きく関わるだけでなく、妊娠中毒症や妊娠中の気分の落ち込みにも効果があると言われています。

また、葉酸は体に溜めておくことができないので、毎日の食事からしっかりと摂る必要があります。

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パッションフルーツの食べ方と食べ頃や味は?皮や種も食べれる?

パッションフルーツの食べ方は難しいイメージがありますが、意外と簡単でしかもいろいろな食べ方があります!ここでマイナスのイメージを無くして、いろいろ試してみてくださいね。

そのまま食べる方法

パッションフルーツをそのまま食べる場合は、半分に切ってスプーンですくって食べます。果肉の中に小さな種があり、処理せず一緒に食べることができます。残念ながら皮は硬いので、食べることはできません。

酸味が強い場合は、常温で追塾させると酸味が和らぎます。

ゼリー状の果肉をそのままヨーグルトにかけても美味しいです。もちろん、砂糖と煮詰めてジャムにしても相性抜群!

ジュースにする方法

パッションフルーツの実を種ごとすくって裏ごしし、お好みのドリンクと合わせればパッションフルーツジュースのできあがりです。

裏ごしするときに力を入れすぎると種が潰れてしまうので、やさしくするのがコツです。

梅酒などお酒と合わせてカクテルにしても◎!!

パッションフルーツムースの簡単レシピ

ゼラチンを使わずに作るムースはなめらかな舌触りで美味しく、作り方も簡単なので人気のレシピです。

  1. パッションフルーツ4、5個の果肉を種ごとミキサーで攪拌(かくはん)する
  2. 粗めの濾し器で種を取り除く
  3. パッションフルーツの果汁と練乳・生クリーム200ccをミキサーに入れ、再び攪拌(かくはん)する
  4. 器に流し込み、冷蔵庫で冷やして出来上がり

パッションフルーツの食べ頃や味

果皮がツルっとして香りが少ないものは、十分に熟しきっていないので室温でしばらく置いて追熟させます。香りが強くなってきたら食べ頃です。

味は酸味と甘味があり、甘酸っぱいので、パッションフルーツの酸味を抑えたい場合は、さらに置いて、果皮に少しシワが出るまで待ちましょう。食べ頃になったら冷蔵庫で冷やすと甘みが引き立ちます。冷えたらなるべく早く食べるようにしましょう。

パッションフルーツの保存方法

パッションフルーツを長い期間保存しておきたい場合は、果皮にシワが出る前にビニール袋などに入れ、冷蔵庫の野菜室で保存します。

追熟して果皮にシワが出始めたものは冷凍保存も可能です。冷凍したものは自然解凍すればOKで、凍ったままのものでも半分に切ってシャーベットのように食べることもできます。

保存期間は、常温では1週間程度、野菜室に入れれば2週間前後です。冷凍したものは半年ほど保存することができます。

食べ方も、保存の仕方も意外と簡単なパッションフルーツ。これからは気軽に手を出してみてはいかがでしょうか?

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