きくらげの栄養と効果効能!早い戻し方は?保存方法(冷凍)や保存期間まで!解説

きくらげ

ラーメンの具や中華料理によく使われているきくらげ。「くらげ」という名前やこりこりとした食感から海藻と勘違いしている方も未だにいますが、きのこの一種です。

カロリーが低く、栄養が豊富なため、さまざまな効果効能が期待されており、積極的に食事に取り入れたい食材の一つです。

しかし、スーパーでよく目にする乾燥のきくらげは水から戻すととんでもない時間がかかってしまうので、手を出しにくいという方も多いのではないでしょうか。

実はそんなきくらげにも、簡単で早い戻し方があるのです。また、生のきくらげでも意外と保存期間は長く、冷凍しても大丈夫なのだとか!保存方法も簡単なので、気軽に日々の食生活に取り入れたいですね!

今回は、『きくらげの栄養と効果効能』と、『きくらげの早い戻し方』『保存方法(冷凍)や保存期間まで』を詳しく解説します!

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きくらげとは

きくらげとは、キクラゲ科キクラゲ属に分類されるきのこの一種で、ケヤキなどの広葉樹の倒木や枯れ木に発生するきのこです。普通のきのこと違って、かさや軸がなく平たく生える特徴があります。

形が人の耳に似ていることから漢字では「木耳」と書き、ヨーロッパでは「ユダの耳」などとも呼ばれているそうです。きくらげは日本を始め中国や韓国で食べられていますが、ヨーロッパではあまり食べられていません。

きくらげは世界中の国で自生しており、日本でも北海道から沖縄まで各地に自生しています。しかし、食用として流通しているものは中国で栽培された輸入ものがほとんどです。現在、国内で流通するきくらげの97%が海外産で、国産のきくらげはわずか3%と言われています。

国内の乾燥されたきくらげは大分や熊本、長崎など九州で、生のきくらげは鹿児島や新潟、北海道で主に生産されています。

きくらげの栽培の適温は25~30℃なので、地域に応じて早いところでは4月頃から収穫され始めます。10月頃までは収穫されますが、6月から9月頃までの夏場がきくらげの旬となります。

きくらげの栄養と効果効能

きくらげは100gあたり約13kcalとカロリーも低く、味も無味無臭なので栄養はほとんどないと思われがちですが、実は豊富に栄養素を含んでいるのです。

特に、食物繊維とビタミンDは他のきのこや食材と比べて群を抜いて多くなっています。

【ビタミンD】
きくらげにはビタミンDが豊富に含まれています。特に天日干しで乾燥されたきくらげは日光によってビタミンDの含有量が増え、水分が飛ぶので栄養素が凝縮されます。

ビタミンDは骨の形成を促し、骨粗しょう症の予防に効果が期待できます。また、免疫力をアップさせ、細胞の代謝機能を高める効果があり、がんの予防にも効果が期待されています。

【食物繊維】
きくらげは不溶性の食物繊維が豊富であるのも特徴です。不溶性の食物繊維は腸の中で膨張し、便のかさを増やして腸を刺激し、腸の働きを活性化させるので、便秘解消の効果が期待できます。また、体に不要な物質を吸着して体の外に排出する働きがあります。

これらの他にも、貧血予防に効果のある鉄分や、骨の成分となりイライラを軽減するカルシウム、余分な塩分を排出する働きをしてむくみを改善するカリウムなど、さまざまな栄養素が含まれています。

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早いきくらげの戻し方

乾燥きくらげは水で戻すとかなり時間がかかります。時間の無い中での効率的な料理の準備は、主婦の方にはとても重要です。基本の水での戻し方から時短の戻し方までいくつかご紹介します。

乾燥きくらげの基本の戻し方

乾燥きくらげは水で戻してから料理に使います。まず表面の汚れを落とすために水で洗い、ボールなど深さのある容器にきくらげを入れてしっかりと浸かるくらいの水を入れ、そのまま6時間ほど水につけておくのが基本の戻し方です。

戻すときに、砂糖をひとつまみ入れておくと若干ですが早く戻すことができます。また、柔らかく戻り、味もおいしくなるのだそうです。

きくらげは水から戻すほうが栄養素が抜けにくく、美味しくなるそうです。時間に余裕のある方は是非水から戻すようにしてください。

また、戻し汁にも栄養が溶け出しているので、スープにしたり、あんかけにして中華炒めに絡めるなど工夫してみてください。

6時間以上水につけてしまうと、きくらげが水を吸いすぎてしまって食感が損なわれてしまうそうです。戻したままで忘れないように注意しましょう。

ぬるま湯で戻す方法

6時間も待っていられないという方は、ぬるま湯で戻す方法がおすすめです。水で戻すときと同じように表面の汚れを取り、水の替わりに30℃くらいのお湯を入れます。戻すきくらげの量にもよりますが、大体15分~30分つけておけばいいでしょう。

熱湯で戻す方法

熱湯で戻すとぬるま湯よりももっと時短になります。熱湯は注いでもお鍋で茹でてもOKです。熱湯の場合は5~10分ほどで戻すことができます。

レンジで戻す方法

さらに急ぎの場合は電子レンジを使って戻すこともできます。きくらげときくらげがかぶるくらいの水を耐熱容器にいれ、レンジに1分ほどかけます。

すぐに水が沸くので容器は深めのものを選ぶようにしましょう。また、熱くなるので火傷に注意して取り出しましょう。

レンジや熱湯を使うと何倍も早くきくらげを戻すことができますが、栄養素が逃げ出してしまうので、時間はかかってしまいますが水で戻す方法をおすすめします。

保存方法(冷凍)や保存期間

中国から輸入された乾燥きくらげの保存期間は最長1年ほど、生きくらげの場合は最長1ヶ月程度となります。

天日干しで乾燥された乾燥きくらげは日光によってビタミンDが増え、また細胞が壊れているために栄養素が摂取しやすくなるというメリットがあります。保存期間も長いので多めに買い置きしておいてもよさそうですね。

生のきくらげの保存法は、キッチンペーパーで挟んで水気を取り、保存袋に入れて冷蔵庫に入れるか、冷凍します。

冷凍の場合はそのままでも、食べやすい大きさに切ってもOKで、保存袋に入れてできるだけ空気を抜いて凍らせます。

きくらげを使った人気のレシピをご紹介します。簡単にできるので、夕飯のプラス一品や常備菜用に是非試してみてください!

【きくらげと卵の炒め物】

  1. トマト6個を食べやすい大きさに切り、きくらげは水で戻しておく
  2. 卵3個を別で割り、鶏がらスープの素小さじ1を入れて溶いておく
  3. 油をひいたフライパンにトマトときくらげを入れて炒め、オイスターソース・酒小さじ1で味付けする
  4. 火が通ったら一度お皿に上げておく
  5. フライパンをサッと洗ったら油を引き、箸でかき混ぜながら卵を焼く
  6. 卵がかたまる前に先程の具を入れ火を止める。少し蒸らしたらできあがり

具と卵を別で焼くことでふわふわに仕上がるそうです。食べる前に青ネギを添えると◎!

きくらげは保存期間も比較的長く、料理にも活用しやすいので、日々の生活に取り入れるハードルは低そうですね。ご紹介の通り女性にうれしい美容健康効果も期待できますので、この機会を期にチャレンジしてみるのはいかがでしょうか!

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