ローズマリーの効能!美肌に!料理での使い方や香りの効果!虫除けにもなる!

ローズマリー

ローズマリーは世界各国で愛用されているハーブの一つです。

料理の香り付けだけでなく、美肌にも効能があり、化粧水としての使い方もあります。また、除菌効果や虫除け効果もあるなど、さまざまな活用方法があります。

ベランダや庭でガーデニングとしても楽しめるので、活用できるシーンは多く生活に取り入れていきたいハーブです。

そこで、今回は、『美肌にも効くローズマリーの効能』『料理での使い方や虫除けにもなる香りの効果』などなどご紹介します!

虫除けスプレーの作り方も紹介しますので、是非参考にしてみてください。

【スポンサーリンク】

ローズマリーとは

ローズマリーとはシソ科マンネンロウ属の常緑小低木で、別名マンネンロウとも呼ばれているハーブです。

地中海沿岸の地域が原産で、独特の香りをもち、料理だけでなくアロマやハーブティーなど身近な存在として世界各国で愛用されています。

真っ直ぐに伸びるものや地を這うように生えるものなどさまざまな種類があり、ガーデニングでも人気です。どの種類のローズマリーも料理に使えますが、成長が早く葉のしっかりした種類のものが料理向きです。

ローズマリーの歴史は長く、古代エジプト時代に建てられた墓からローズマリーの枝が発見されるなど、宗教儀式などにも用いられてきました。そのため、ローズマリーに関わる数々の逸話や伝説が残されています。

ローズマリーの由来や逸話

ローズマリーは古くから世界中で愛用されてきたハーブであるため、さまざまな呼び名とともに逸話が残されています。

  • マリア様のバラ
  • 聖母マリアがキリストを連れてエジプトへ避難しようとしたとき、緑の葉と白い花が生い茂る中に青いマントを広げて姿を隠しました。すると、その白い花が青くなり、お陰でうまく姿を隠すことができて追っ手から逃れることができたそうです。

    この白い花を「マリア様のバラ=ローズ・オブ・マリア」と名づけられ、後にローズマリーと呼ばれるようになりました。ローズマリーはキリストの背丈より成長することはなく、キリストが磔(はりつけ)にされた歳である33年の期間が経つと枯れてしまうといわれています。

  • 海のしずく
  • ローズマリーは淡い青色の花を咲かせます。その色と形から、「海のしずく」と呼ばれるようになりました。

  • ハンガリーウォーター
  • 中世ハンガリーのエリザベート王妃は神経痛を患っていたところ、修道女からローズマリーを主成分とした薬をもらい、口にしたり、肌につけたことでどんどん健康になり、若さを取り戻しました。

王妃は70歳をすぎても美しさを保ち、20代半ばの歳の頃であった隣国ポーランドの王子から求婚されたというエピソードから、ローズマリーを漬け込んだ水を「ハンガリーウォーター」や「若返りの水」と呼んで今でも愛用されています。

この他にも、古代ギリシャではローズマリーは記憶の象徴とされ、学生がローズマリーを髪に差して勉強したり、

「二人の愛が永遠に続きますように」という思いを込めて結婚式で花嫁がローズマリーを身につけたり、招待客に配るという慣習もあるなど、さまざまな逸話や伝説とともに生活に根付いています。

美肌にも!ローズマリーの効能

ローズマリーの逸話から一体どのような効果があるのか気になりますよね。ローズマリーの強い抗酸化作用による美容効果の他にもさまざまな効果が期待できますので、一つずつ見ていきましょう。

【集中力・記憶力アップ効果】
ローズマリーの香り成分であるシネオールは脳の血流をよくし、疲労回復の効果が期待できます。

また、ローズマリーに含まれるカルノシン酸は脳の酸化ストレスを軽減する効果が期待できると言われています。

これらの作用により、集中力と記憶力があがり、仕事や勉強の効率アップが期待できます。

【美肌・アンチエイジング効果】
ローズマリーに含まれるカルノシン酸、ロズマリン酸は強い抗酸化作用を持っています。

この強い抗酸化作用によって、細胞が老化するのを防いで肌を若々しく保ち、収れん作用によって肌のたるみやシワを防ぎ張りのある状態に保つ効果が期待できます。

ローズマリーを漬け込んだ「ハンガリーウォーター」を、お風呂上りや寝る前の化粧水として肌につけることで、効果が発揮されます。

ローズマリーの精油は直接肌につけると刺激が強すぎるので、水で薄めたり、成分が配合されている化粧水を選ぶようにしましょう。

料理やハーブティーとして直接摂取しても効果があります。直接摂取することによって血管が固くなるのを防ぎ、高血圧の予防にも効果が期待できます。

【血行促進効果】
ローズマリーに含まれるジオスミンという成分には血行を促進する働きがあります。

血の巡りが良くなると代謝がアップし、肌を明るく美しく保つほか、むくみや冷えの予防にも繋がります。入浴剤やマッサージオイルとして使うと効果的です。

ローズマリーは覚醒作用があるため、入浴剤として使う場合は睡眠までの時間を計算して余裕を持って入りましょう。

【アレルギーの症状緩和】
ローズマリーに含まれるロズマリン酸は、抗菌・抗ウイルス作用があります。

そのため、アトピーや花粉症などアレルギー症状の緩和が期待できます。ハーブティーなどで摂取する方法がおすすめです。

【スポンサーリンク】

料理での使い方や虫除けにもなる香りの効果とは

前の項目でもハーブティーや化粧水、入浴剤などローズマリーの効果についてお伝えしましたが、この他にもまだまだ期待できる効果があります。

【消臭や料理の香り付けとして】
ローズマリーの香りを楽しみたいなら、精油やアロマもいいですが、ハーブの状態でも使うことができます。

乾燥した枝を束ねて吊るしておけば部屋の消臭になりますし、パックに入れて靴の消臭などにも使えます。

料理でも古くからその抗菌作用によって肉料理や魚料理の匂い消しに使われています。また、香り付けにも良く使われており、オリーブオイルにローズマリーの香りを移せばいつものパスタも一味違った味わいが楽しめます。

ここで一つローズマリーを使ったレシピをご紹介しますので、是非試してみてくださいね!

じゃがいもと豚肉のローズマリー炒め

  1. 蒸したじゃがいも300gを適当な大きさに、豚肉100gは2~3cmほどの大きさに切る。
  2. フライパンにオリーブオイルを入れ、豚肉を炒める
  3. 豚肉に7割ほど火が通ったら、じゃがいもを加えてさらに炒める
  4. 和風だし小さじ2、水大さじ2を加え、蓋をして2分ほど蒸し焼きにする
  5. あらびき胡椒、塩、ローズマリーを適量加え、軽く炒め合わせてできあがり

同じ方法で鶏肉に変えても美味しいです。お好みでどうぞ!

【虫除け効果】
庭やベランダにローズマリーを栽培しているだけでも虫除けの効果があります。乾燥させたローズマリーを玄関やクローゼットに入れておくだけでいいので、赤ちゃんやペットにも安心です。

また、お掃除の時に雑巾に少し含ませて雑巾がけをすると、虫除け効果とともに除菌効果も期待できます。

ローズマリーの虫除けスプレーの作り方

  1. 水200mlを鍋に入れ、沸騰させる。
  2. 10cmほどのローズマリーを細かくちぎり、1~2分ほど煮る。
  3. 15分程度おいて、キッチンペーパーなどで濾し、スプレー容器に入れたら出来上がり

虫除けスプレーは冷蔵庫で2~3日保存することができます。無水エタノールを入れると、保存期間は1週間程度になります。

ローズマリーの育て方

こんな多くの効果や活用方法があるローズマリーを自分で育ててみたくなった方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、ローズマリーの育て方や注意点をご紹介します!難しくなく簡単に育てることができますので、是非一度育ててみてはいかがでしょうか。

ローズマリーは温暖で乾燥している場所を好みます。手入れや水遣りもほとんど必要ないため、ガーデニングでも人気の植物です。庭がなくても室内やベランダで育てることも可能です。

水を遣りすぎたり植え替えを間違うと根腐れを起こしてしまうことがあります。成長してしっかりと根が張り、大株になると一年を通して楽しむことができます。

ローズマリーは種から育てることもできますが、発芽するまでに1ヶ月近くかかる上、初期は成長するのが遅く、収穫までに時間がかかるため、初心者の方は苗や挿し木から育てることをおすすめします。

植え替えの仕方

苗よりも一回り大きなプランターや植木鉢を用意し、底に鉢底ネットと軽石を敷いて土を1/3ほど入れます。苗を置き、周りに土を入れてローズマリーを固定します。

土は一般的な園芸用のものではなく、水はけのよいハーブ用の土を選ぶようにしましょう。

植木鉢が小さすぎると根詰まりを起こして枯れてしまうことがあります。また、植え替えの際、根を傷つけないように注意しておきましょう。

水・肥料の与え方

ローズマリーは水を遣りすぎると枯れてしまいます。水遣りのタイミングは土の表面が乾燥して数日経ってから、底から流れるくらいたっぷりと与えます。

乾燥しすぎると葉が細くなってくるので、それを合図に水遣りをしてもかまいません。

基本的に肥料は必要ありませんが、数年育てた土は養分が少なくなっていますので、茎がしおれてきたと思ったら肥料を与えましょう。

肥料は薄めた液体肥料を水の替わりに与えます。10日に1回の頻度か、規定の2倍に薄めて5日に1回の頻度が基本です。

収穫の仕方

ローズマリーの茎が15cm以上に育ったら収穫時期です。太い茎を残して、伸びた葉や茎を10cmほど切り取ります。

一気にたくさん収穫すると枯れてしまうことがあるので、使う分だけこまめに収穫するようにしましょう。

ローズマリーは水で洗った後、乾かして冷凍保存しておくこともできます。ビニール袋に入れておけば場所も取らず、使いたいときに使えるので便利です。
こまめに収穫したら、冷凍保存して有効に活用してくださいね。

料理以外にもさまざまな活用方法があり、美容効果の他、多くの効果があるローズマリーには本当に驚かされます。早速ローズマリーのある生活を実践してみてはいかがでしょうか。

【スポンサーリンク】

あわせて読みたい記事



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

eleven − 3 =