ロマネスコとは?栄養と効果効能!茹で方や食べ方(サラダ等)、旬や味まで!

ロマネスコ

皆さんは「ロマネスコ」という野菜をご存知でしょうか?

サンゴ礁のような変わった見た目にスーパーの野菜売り場などで、思わず足を止めてしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ブロッコリーやカリフラワーにも少し似ていますが、ロマネスコとは一体どのような野菜なのでしょうか?

その見た目から、どのような栄養素があって、どのような効果効能があるのかも気になりますよね。

あまり馴染みのないロマネスコですから「どんな食べ方をするのか?」、「ブロッコリーやカリフラワーと同じような茹で方でいいのか?」と調理の仕方についても不安な点が出てきます。

せっかく食べるのですからおいしい旬な時期はいつで、味はどんな感じなのか、購入前に疑問を解決したい方もいるはずです。

そこで今回は『ロマネスコとはどんな野菜か』、『栄養や効果効能』『茹で方からサラダ等の食べ方』『味や旬の時期』までをご紹介します。

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ロマネスコとは?

ロマネスコとはイタリアのローマまたは、ドイツで約16世紀頃から作られているアブラナ科、アブラナ属の野菜です。

日本では生産量が少ないためまだ見慣れませんが、ヨーロッパでは一般的な野菜です。

ブロッコリーやカリフラワーに似ているため、別名は「カリッコリー」や「カリブロ」とも呼ばれています。

ロマネスコの最も大きな特徴は花の蕾の粒が集まった花蕾(からい)の姿です。先が尖った螺旋状の模様を美しく描いています。

また、ロマネスコはフラクタル構造(自己相似)をしており、全体で螺線状の形を描いていますが、1つ1つの塊も同じような螺線状の形をしています。さらに良く目を凝らして見るとその中の小さな粒にも螺旋が出来ているのがわかります!

ロマネスコの歴史は、諸説あり「カリフラワーとブロッコリーを掛けあわせて作られたカリフラワーの変種」という説や「ロマネスコからブロッコリーやカリフラワーができた」とする説もあり誕生の経緯は定かではありません。

ロマネスコの栄養素と効果効能

模様がまさにアート作品のようなロマネスコですが、やはり女性が気になるのは栄養素と効果効能ではないでしょうか。

ロマネスコには主にビタミンCと食物繊維が多く含まれています。どのような美容、健康効果があるのか見ていきましょう。

【ビタミンC】
ビタミンCの含有量はブロッコリーやカリフラワーよりも劣りますが、野菜の中でもトップクラスです。ロマネスコのビタミンCは100gあたりで56mgになります。

ビタミンCはコラーゲンの合成を助けて肌の調子を整え、シミやそばかすの原因となるメラニンの発生を抑えることで、美白効果が期待できます。

また、ビタミンCの抗酸化作用によって細胞の老化の原因となる活性酸素を除去することで、アンチエイジング効果も期待できます。

【食物繊維】
食物繊維が多く含まれているので、整腸作用があります。腸内環境を正常化し、体の中の老廃物を体外に排出することで、便秘解消やデトックス効果が期待できます。

その他には、余分なナトリウム(塩分)を体の外に排出し、血圧を正常に保つ効果が期待できるカリウムや抗酸化作用のあるβカロテンが含まれています。

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ロマネスコの気になる茹で方は?

普段調理する機会が少ないロマネスコですから、食べ方や茹で方がわからない方も多いのではないでしょうか。

ここではまずロマネスコの茹で方を簡単にご紹介させていただきます。

  1. ブロッコリーやカリフラワーと同じように花蕾にある葉っぱを全て剥がす
  2. 食べたい大きさに房を切り落とす
  3. 沸騰させたお湯1.5Lに塩小さじ1を入れて約2分~3分茹でる
  4. 時間が来たらザルに移し常温で冷ます

冷ます際の注意点は、お水で洗い流すと花蕾が崩れてしまうので、お水を使って冷まさないようにしましょう。

また、ブロッコリーと同じで、水にさらすことで水っぽくなってしまいますので、ザルで水気を切ったあとは、キッチンペーパーでさらに水気を拭き取りましょう。

いかがでしたでしょうか。ブロッコリーやカリフラワーと同じような茹で方で簡単ですね。

たくさん茹でた時は、ジップロックなどに入れて冷凍しておくと次に使うときに便利ですよ。冷凍したものは2週間を目処に使い切るようにしましょう。

サラダにも使えるロマネスコの食べ方

鮮やかな緑色と見た目も華やかなロマネスコは、いろいろな料理に使うことができ、少し入れるだけでも料理に彩りを与えてくれます。

ここでは、簡単にできるレシピをいくつかご紹介します。

まずは忙しい時の味方!簡単に栄養が摂取できるロマネスコを使ったサラダです!

【ロマネスコの玉子サラダ】

  1. ゆで卵を作る 
  2. 先ほど紹介した茹で方でロマネスコを茹でる
  3. 茹でている間にレタスはちぎり、ミニトマトは半分に切る
  4. 茹で上がったロマネスコを常温で冷ましている間に卵の殻を剥き、好みの大きさに切る
  5. ロマネスコが冷めたら、一房づつに切り分ける
  6. 最後にちぎったレタスをお皿に敷き、ロマネスコとトマト、ゆで玉子をのせれば完成!

ご家庭にあるドレッシングでもOKですし、ブラックペッパーを少しふりかけてマヨネーズで食べるのもお勧めです。

時間が無い時や加熱による栄養素の減少が気になる方は、茹でずに生食でも召し上がっていただけます。

【ロマネスコとベーコンのパスタ】

手軽で見た目も綺麗なパスタはロマネスコの食べ方としてはかなりお勧めです。

  1. パスタを茹でる
  2. ロマネスコを別のお鍋で茹でる
  3. パスタとロマネスコを茹でている間にベーコンと玉ねぎは同じ大きさに切る
  4. フライパンを使ってベーコンと玉ねぎをオリーブオイルで炒め、そこへ茹でたロマネスコも入れる
  5. 最後に茹で上がったパスタを入れ、コンソメの素と塩コショウで味付けする
  6. お皿に盛りつければ完成!

あっという間にロマネスコとベーコンのパスタの出来上がりです。

レンジでチンするだけで簡単にパスタを茹でられるタッパもあるので、それを使うとさらに時短になりますね。

今回はサラダとパスタをご紹介しましたが、シチューやスープ、炒め物、ピクルスなどでも食べる事ができるので、是非試して見てはいかがでしょうか。

ロマネスコがおいしい旬の時期や味は?

ロマネスコの旬の時期ですが、11月から3月頃が旬の時期になります。冬場の寒い季節になると味が凝縮されてさらにおいしくなります。

見た目のインパクトからどんな味がするのかも気になりますね。

形や由来からもわかるように、ロマネスコの味はカリフラワーやブロッコリーに似ています。ロマネスコは青臭さやクセがなくほんのり甘みがあるのが特徴です。

食感は思ったより柔らかく、どちらかというとカリフラワーに似ていて、「コリコリ」と食感があります。

これからスーパーなどでロマネスコを見つけたら、是非手に取ってみてはいかがでしょうか。大体のお値段は天候にもよりますが、150円前後で売っていると思いますよ。

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