カシスとは?栄養や効能、美容効果は?味や摂り方、ハスカップとの違いまで!

カシス

カシスというと、お酒の場で「カシスオレンジ」や「カシスソーダ」など、甘さとさわやかさのある味で、女性に人気のカクテルのイメージが強いですよね。

ベリー系のフルーツの一つで、美味しいだけではなく栄養素がしっかりと含まれており、女性に優しい美容効果をはじめとした様々な効能があるのだそうです。

「お酒がちょっと苦手で・・・」という方でも大丈夫!
リキュールのイメージは強いですが、お酒以外にも色々な摂り方はあるんです。

また、最近話題のベリー系フルーツであるハスカップとの違いについても少し、みてみましょう。

今回は『カシスとは』『美容にも効果があるカシスの栄養と効能』『カシスの味と摂り方』と、『カシスとハスカップの違い』についてご紹介します。

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カシスとは

カシスとは、ユキノシタ科スグリ属に属する植物で、ヨーロッパやアジアの寒冷地で広く栽培されています。カシスの木は1~2mほどの高さまで育ち、カシスの実は小さく赤黒い色をしています。

リキュールやカクテルのお陰で今では「カシス」という名前は知れ渡っていますが、これはフランス語で、浸透する前まではクロスグリと呼ばれていました。

英語では「ブラックカラント」と呼ばれていますが、外皮の色によって「レッドカラント」や「ホワイトカラント」と呼ばれるものもあります。

収穫されるカシスの約半数がポーランドで栽培されており、他にもウクライナやイギリス、デンマークや中国など世界中の多くの国で栽培され、日本でも東北地方で多くが栽培されています。

カシスの栄養と効能!美容にも効果アリ!

カシスに代表される栄養素として、カシスアントシアニンがあります。カシスアントシアニンはカシスポリフェノールの中の一つで、特にカシスに含まれているアントシアニンをカシスアントシアニンと呼んでいます。

ブルーベリーやプルーンなど、アントシアニンが豊富なフルーツはありますが、カシスアントシアニンは特に即効性、持続性があることで知られています。

プルーンの気になる効果を知りたい方はプルーンの効果!栄養成分が美肌、便秘、貧血、目に良い!1日何粒が効果的?を見てみてくださいね。

また、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなど、強い抗酸化作用を持つ栄養素の含有量が多くなっています。

【視力回復・眼精疲労の回復】
目は紫外線などの刺激を常に受け、活性酸素が発生しやすくなっています。カシスポリフェノールやビタミン類の抗酸化作用により、発生した活性酸素を除去することで目が老化するのを防ぎ、視力回復や眼精疲労の改善に効果があると考えられています。

また、カシスアントシアニンは、網膜内にある、目から入った情報を脳に伝える物質であるロドプシンの合成を助ける働きがあります。ロドプシンを再合成することにより、目が疲れやすくなるのを防ぐ効果が期待できます。

カシスアントシアニンは目の周りの筋肉をリラックスさせる効果もあるといわれ、焦点が合いづらい「ピントフリーズ現象」の緩和にも効果があります。

【緑内障・白内障の予防】
カシスアントシアニンやビタミン類の働きによる抗酸化作用は、血流の改善にも効果が期待できます。

緑内障は、網膜神経節という細胞の酸化やストレス、血流不全が大きく関係していると考えられています。そのため、抗酸化作用と血流改善によって、緑内障の予防に効果があるといわれています。

白内障に関しては、カシスが効果的だという明確な報告があるわけではありませんが、活性酸素が白内障の原因の一つと考えられています。

また、ビタミンCは白内障の予防や抑制に効果があるといわれており、レモンの2倍のビタミンCが含まれているカシスが効果があると考えられています。

【クマやシミの改善】
アントシアニンの含有量の多いベリー類は目の下に出るクマの改善に効果が期待できます。

クマの原因の一つとして、目の下の血行不良があります。アントシアニンは血行をよくする働きがあり、特にカシスに含まれるアントシアニンは即効性・持続性があるため、クマを改善するのに効果があるといわれています。

また、シミやそばかすの原因となるメラニン色素は活性酸素によって作られます。高い抗酸化作用を持つカシスは活性酸素を除去し、シミやそばかすを防ぐ効果が期待できます。

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カシスってどんな味?摂り方は?

味はブルーベリーやラズベリーなどベリー特有の酸味があり、苦味やえぐみがあるため、生食にはあまり向いていません。

カシスの実はジュースにしたり、アルコールの入ったリキュールとしてよく使われますが、ジャムやソースとしても様々な料理やお菓子のレシピに起用されています。

【超簡単カシスソース】

  1. 冷凍のカシス50gと塩25gを耐熱ボウルに入れ、カシスがぐつぐつと沸騰するまでレンジにかける
  2. カシスが沸騰したら取り出し、フォークで実を潰しながらよく混ぜる
  3. そのままでも美味しいですが2、3日経つとさらに味が馴染んで◎

肉料理にピッタリの簡単カシスソースです。レンジで加熱するだけなので誰でもできちゃう嬉しいレシピです。アルコールを使っていないのでお子様でも食べられます。

カシスは実だけでなく葉や種も色々な形で活用されており、葉はハーブティーや香水の原料として使用されたり、種はオイルとして化粧品に使われたり、サプリメントとしても使われています。

カシスとハスカップの違いとは?

カシスとよく似たフルーツでハスカップというものがあります。以前こちらでご紹介させていただきましたが、覚えていらっしゃるでしょうか?

ハスカップの詳しい記事はハスカップとは何?目に良い果物?栄養や効能、美容効果、味まで気になること解説!をチェック!

ハスカップは、スイカズラ科スイカズラ属の植物で、日本名は「クロミノウグイスカズラ」、アイヌ語の「ハ シカプ(枝にたくさんなるもの)」という言葉が由来でハスカップと呼ばれています。

ハスカップはブルーベリーをちょっとレモン型にしたような形の果物で、標高の高い場所にしか生育せず、サハリンやシベリアなどが主な産地で、日本国内では北海道のみで収穫されています。

他のベリー類と比べて酸味が強いのが特徴で、北海道では梅干しのようにおにぎりに混ぜて食べたりもしているようです。

カシスは比較的育てるのも簡単で、苗を買ってくれば家庭でもカシスを収穫することができるそうですが、ハスカップは育つ条件が厳しく、栽培が難しいのだそうです。

ハスカップもリキュールやジュース、ジャムなどが売られています。食べ方としてはほとんど同じように食べられると思って間違いはないでしょう。ただし、ハスカップのほうが流通は少ないので、値段も若干高くなっています。

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