カカオニブとは?カカオマスとの違いや効果、栄養は?


カカオニブとは、栄養素が豊富で体に様々な良い効果をもたらしてくれるスーパーフードの一つです。

欧米諸国では広く知られているものの、日本ではまだ認知度が低いのが現状で、ご存じない方も多いのではないでしょうか。

しかし、是非この機会に知っていただきたいと思います。

なぜならカカオニブは、「神の食べ物」とも呼ばれるカカオの健康効果、美容効果を余すところ無く摂取できる食材なのです。

同じくカカオから作られるカカオマスは日本でも良く知られていますが、どんな違いがあるのでしょうか。

今回は、『カカオニブとはどんなものでカカオマスとはどんな違いがあるのか』、それぞれの持つ効果や栄養素をご紹介します。

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カカオニブとは?カカオマスとの違いは?

カカオニブもカカオマスも、チョコレートの原料として知られるカカオから作られます。

この二つの違いがわかりやすくなるように、カカオが収穫されてからチョコレートになるまでの工程を簡単にご説明します。

  1. 収穫されたカカオから取り出されたカカオ豆は発酵、乾燥を経て焙煎されます。
  2. 焙煎されたカカオ豆の外皮と胚芽を取り除き、粗く粉砕されたものをカカオニブといいます。
  3. カカオニブを殺菌、焙煎し、さらに細かく粉砕しすりつぶしたペースト状の液体をカカオリカーといい、冷却して固形化したものをカカオマスといいます。
  4. カカオマスには50%ほど脂肪分を含んでおり、これをカカオバターと呼んでいます。
  5. カカオマスにカカオバターや砂糖を加えてチョコレートが作られます。

かなり簡単な説明となってしまいましたが、ご理解いただけたでしょうか。

カカオニブとはカカオ豆を焙煎して粗く砕いたものであり、カカオマスはカカオニブをさらに圧搾しすり潰して固め直したものという違いです。

加工の工程が少ないため、カカオの栄養素を余すことなく摂取できるスーパーフードとして知られているのも納得できます。

カカオニブに含まれる栄養とその効果

カカオは「神の食べ物」とも言われるほど、高い栄養価があります。

カカオの栄養素をそのままそっくり持っているといっても過言ではないカカオニブは、いまや欧米諸国では言わずと知れたスーパーフードなのです。

カカオニブに含まれる栄養素の中で、最も注目したいのはポリフェノールです。

ポリフェノールは、体の中の活性酸素の生成を抑制する働きをしてくれます。

本来、活性酸素は紫外線などの刺激から肌の細胞を守ってくれる、体には無くてはならないものです。

しかし、活性酸素の力は強く、増えすぎてしまうと逆に細胞をサビやすくさせてしまうのです。

細胞がサビると、シミやたるみ、しわの原因となり老けた印象になってしまいます。

カカオニブに含まれるポリフェノールは、体の中で活性酸素が増えすぎるのを抑制し、老化を防いでくれるのです。

さらに、コラーゲンの生成に重要なビタミンCや、肌荒れ予防に欠かせないビタミンAも豊富なため、アンチエイジングや美肌効果が期待できます。

また、カカオニブには緑茶の4倍ものカテキンと、豊富な食物繊維が含まれています。

カテキンは脂肪を分解する酵素を助ける働きがあり、食物繊維は腸の調子を整えて体の中を綺麗にする働きをします。

カカオニブには、アンチエイジングや美肌効果だけでなく、ダイエットにも効果的な成分が豊富に含まれているのです。

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カカオニブのおすすめの食べ方

カカオニブはその香りから、チョコレートの味を想像する方が多いかと思います。

しかし、カカオをそのまま焙煎し、砕いたものなので甘味はありません。
アーモンドチョコレートの甘味をなくしたような感じです。

砂糖など甘味料が入っていないためカロリーも低く、ダイエット中の方にはもってこいですが、カカオニブだけでは少し食べにくいと感じるかもしれません。

ダイエットのため、健康のため、美容のためにカカオニブを食べ始めようという方のために、オススメのカカオニブの食べ方を2つご紹介します。

【カカオニブグラノーラ】

その名の通り、グラノーラやシリアルにティースプーン一杯程度のカカオニブを入れて食べます。

甘味のあるグラノーラであれば、カカオニブの苦味も気にならないくらい、美味しくいただけます。

忙しい朝でもカカオニブを入れるだけでしっかりと栄養のある朝食をとることができますね。

砂糖が入っていないので虫歯が心配なお子さんも安心して食べられます。

【カカオニブミルクティー】

ダイエット中にちょっと甘いものが欲しくなったときや、夜寝る前に小腹が空いてしまったときにオススメの食べ方です。

温かいミルクティーやカフェオレにカカオニブを浮かべると、ほんのりチョコレートの風味がして心を落ち着かせてくれるので、ダイエット中のちょっとしたご褒美にぴったりです。

カカオニブには微量ですがカフェインが含まれているので、夜に飲みすぎることは避けましょう。

カカオニブに含まれているテオブロミンという物質は、カフェインよりも穏やかに中枢神経を刺激して集中力や思考力を高めてくれるので、試験勉強にオススメかもしれません。

豊富な栄養素がたっぷり含まれたスーパーフードの一つであるカカオニブの食べ方は、他にもサラダに入れたり、トーストに入れたりと様々です。

是非、お好みの食べ方を見つけて、健康と美容に役立ててくださいね。

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